平和は 一人一人のやさしさから

2019年8月7日

 富士ゆげ祭りに行ってきた。
佐賀出身の合唱作曲家・弓削田健介さんと縁ある仲間45名が富士山の麓に大集合。
私にとっては(弓削田さんとそのマネージャー・福島さん以外)初めてお目にかかる方ばかりだったが、
とても初対面と思えないほど気さくに話が弾み、共に笑い、涙を流した。
皆さん素敵な方だった。
そして、弓削田さんやその仲間達のコンサートは、まさに夢のようで感動のひとときだった。
このような出会いが恵まれることで、つらく理不尽なことの多い娑婆世界であっても、
投げやりにならずになんとか生きていけると思った。

 その中に、絵本セラピスト協会の代表をされている岡田達信さんがいらっしゃった。
私は以前『絵本はこころの処方箋』という書籍を読んでおり、
おぼろげながら協会を名前を覚えていたため、「私は絵本のお坊さんです」と自己紹介をしたことで、
岡田さんとの話が一気に深まった。
「お寺で絵本!いいですね」とほめてくださった。
初対面でも、絵本がご縁で話が盛りあがり、お互いの情報交換が出来ることはとてもうれしい。
それは、「人と人を結び、互いの心を育むことができる」という絵本の力を知っているからだ。


帰宅後、絵本セラピスト協会のホームページを拝見すると、

まず自らが楽しんで活動し(私が喜ぶ)、
目の前の人を笑顔にすること(相手が喜ぶ)。
そして多くの人に絵本を知ってもらうことで、絵本を作り届けてくださる絵本業界にご恩返しすること(社会が喜ぶ)。
更に人と人を絵本でつないで、明るく温かく軽やかに世界平和に貢献すること(世界が喜ぶ)。
この4つの喜びを一致させるのが絵本セラピスト®としての生き方であり使命(ミッション)です。
と明文化されている。

今日は、8月6日広島の原爆の日である。
「平和」は、ある特定の役職や立場の方が代表してつくるものではないと、
私は思っている。
本来、この世にいのちを頂いている一人一人に託されているものだと思っている。
だから、私も絵本を通して受け取ったやさしさを育むことで、
まず身近な人との平和な日々を大切にしていきたいと改めて思った。

絵本セラピスト協会ホームページhttps://ehon-therapy.jp/
■絵本のお坊さん問い合わせ先 
 名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
 住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
 電話:0824-63-5906
 メール:gfukuma@agate.plala.or.jp
 ホームページ:http://www.genkouji.com/ Facebook:https://www.facebook.com/gfukuma

●絵本のお坊さんが出来ること。
絵本の読み語り 学校・コミュニティーセンター・福祉施設・ご自宅などへ訪問します
仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向きます
悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします
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お寺でのボランティアを紹介します

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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