今日は、広島市内で研修会の講師を担当。
それは、「子ども虐待ホットライン広島」の電話相談員のための研修会。
私もかつて、様々な学びと実践の場を頂いた大切な場だ。
あの時の学びと実践が自分自身を振り返る大切なきっかけとなったし、
現在の寺院活動や子育て支援の基本となっていると言っても過言ではない。
だから恩返しのような気持ちで、精一杯の準備をして今日を迎えた。
通算4回目の出講となる今回は頂いた講題「小さい人を守るために」に、
副題「お釈迦さまの人生に学ぶ」を追加して、約90分の講演となった。
主な流れは次のようなものとした。
■お坊さんって何をする人?
■異文化に触れる大切さと楽しさ
■お釈迦さまってだれ?
■王子としての苦悩と出家
■現代の若者との共通点
■苦悩の原因-先入観(=煩悩)によって苦悩が生み出されている
■苦悩を超える方法-八正道
休憩後には、
絵本『花のかみかざり』の読み語りで締めくくった。
本願寺派布教使としてお寺の法話会(ご法座)に招かれてのご縁が圧倒的に多いが、
今回のように一般の方々への講演へも、時おりお声かけをいただく。
お寺の法話会と違い、受講される方が既にそれぞれの宗教観をお持ちなので、
そんな皆さまが仏さまのお話に一つでもうなずいていただけると、とても嬉しい。
だから、倍増する緊張感もなんとか持ちこたえることが出来る。
以下は、受講後のアンケートの一部
・仏教や認知症などを(日常生活とは違う)異文化ととらえることは、初めて聴いたが、
なるほどと急に親しみが湧いてきて、とてもいい考え方だと思った。
・初めは「はて、どんな話だろうか???」と少し不安だったが、シャカの人生がよくわかった。
仏教には少し興味があったが、ますます興味深くなった。
子どもが参加出来る行事や絵本の読み聞かせなどを精力的に活動されていて、素晴らしいと感じた。
・「認知症は異文化」との言葉が心に残り、納得しました。
そのように思って接すると、やさしくなれそうです。
生老病死は在宅で経験することがなくなり、子どもたちには想像できなくなっている。
平山郁夫さんの絵を見に行ったことがあり、絵の意味がわかりました。
・素敵な絵本でした。感動しました。いもとようこさん大好きです。平山郁夫さん大好きです。
・忙しい中、人間について考える時間を作りたいと思いました。
・お寺さんには、地域のコミュニティーを再構築する力を持ってほしいと思います。
・私自身も身近な人の死を経験し、生きていくことの意味を問う毎日です。
忙しくしている方が考えずにすむため、わざと忙しくしたいと思っているこの頃です。
福間先生との出会いに意味を感じ、これからの生き方に反映していきたいと思いました。
私も絵本の力を信じています。ありがとうございました。
・仏教の考え方を今の考え方に重ねるところが、おもしろいなと思いました。
「子ども虐待ホットライン広島」ホームページhttp://hotlinehiroshima.life.coocan.jp/
■絵本のお坊さん問い合わせ先
名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
電話:0824-63-5906
メール:gfukuma@agate.plala.or.jp
ホームページ:http://www.genkouji.com/
Facebook:https://www.facebook.com/gfukuma
●絵本のお坊さんが出来ること。
絵本の読み語り 学校・コミュニティーセンター・福祉施設・ご自宅などへ訪問します
仏さまのお話(=ご法話の会) コミュニティーセンター・福祉施設・職場などご依頼の場所へ出向き、
参加者にあわせたテーマで仏さまの教えをわかりやすくお話しします。
悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
お寺での楽しい行事をご紹介します。
お寺でのボランティアを紹介します。