絵本は(子どもにとっては)人生のリハーサル、(大人にとっては)人生のふりかえり

2019年8月21日

 

今日は、一般の方々が集まる「かさこ塾広島会場」の最終回。
私は今後、絵本のお坊さんとして、(檀家の皆さんに限定せず)一般の方々との新しい関わりを模索しているため、
今日のプレゼンは大切なチャレンジだった。
 これまで各地のお寺に招かれてご法話をさせていただくこともあるため、
人前に立つことはだいぶ慣れてきていた(元々は苦手)が、
今日はその3分間プレゼンで大きな忘れ物をしてしまったのだ。
なんと、プレゼン冒頭に自分の名前を言い忘れていたのだ。
 今回が4回目の集まりだったことや事前に名刺を配っていたこともあって、
私のことをよくわかって聞いてくれていたが、
プレゼン終了後に受講生からのダメ出しで初めて気づいた。
それだけ自分が緊張していたということ。
 
 そして、プレゼン後に皆さんから頂いた感想(ダメ出し)がこちら。
・絵本は、教室でよく使っているので、普段からよく読んでいます。今日は改めて、絵本の良さが伝わってきました。
・世代を超えて続く「こころ」絵本を通じて、とっても大事なことを伝えていく、持ち越していく活動 すてき!
・落ち着いた話し方がいいです。絵本の奥深さ、大人にも子どもにも気づきを与えるものって、わかりやすかったです。
・かこさとしさんの絵本、大好きです。絵本から教えてもらえることはたくさんあるので、これからの活動、楽しみにしています。
・夏仕様の衣があるんですね。発表の際の服も、大事だなと思いました。とてもわかりやすかったです。
・お話がわかりやすくてよかったです。絵本への熱い思いが伝わりました。
・けんかしたり、人を憎んだりすることが、不用なことだとカクシンさせられた。安心させられる語り口、説得力がありました。またいろいろ教えてください。
・お話慣れしていて安心して聞けます。もっと話を聞きたくなりました。絵本からの気づきは深いので、私も好きです。
・絵本とお経、どちらも大切なのですね。
・言葉がはっきりしていて、ゆっくりしていてわかりやすかった。さすがお話になれておられる。声が大きくてよかった。言葉が心にひびいた。笑顔があると、良いかも。すてきなお話しをありがとうございました。
・絵本の必要性を感じました。絵本を通して伝える作者の心もよくわかりました。わかりやすいお話でした。
・最初に自分の名前を伝えた方がよい。(服装でお坊さんだとわかるが)絵本が好きというのはわかった。
・大好きな3冊の表紙をみせてもらえて嬉しかった。絵本とお坊さんのギャップが良い。お寺さんとの「入口」として、とても良いと思います。がんばってください。
・どの絵本も好き!お伝えしたいことは、かこさとしさんの紹介?読み聞かせ、聞きたかった。
・お経と絵本、イコールと考えるのはすばらしい。
・絵本の奥深さをあらためて感じました。子どもにも大人にも、絵本ってすばらしいツールだなと思いました。
・読んでもらってうれしかった、読んであげて幸せだった。いい言葉です。絵本のことがよくわかりました。もっと子どもたち(孫)にも読もうと思いました。
・今、子どもが大きくなったので絵本を処分することを考えていました。なのですが、手元に何冊かは置いておくのも悪くないと思い直しました。まだ先の話になりますが、「ばあばが子どもの頃はこんな絵本を読んでいたのよ」と言えたらよいなあと思います。
・声がよい。聞きとりやすい。
・話すテンポもすてき。良い話なのでスクリーンを使ってないし。
・3分でまとめてあって良かったです。伝えたいことを最初に言った方が良いのではと思いました。
・伝えたい想い、よく伝わりました。メッセージの文字がもう少し大きいとうれしいです。
・お坊さんがお経と絵本の比較をされていて説得力があった。
・東京からの再受講です。もともとフリーライターで、今児童文学の勉強をしています。グリーフワークを尾角さんから学び、お坊さんと一緒に「死を考え学ぶ会」というのを主宰し、生と死について対話する場をつくっていました。共通点がいろいろあるような気がします。今後ともよろしくお願いします。
・話し方、とても良いです。かこさんのお話をもう少しコンパクトにするとよい。お経との比較がおもしろい。絵本を実際に読むとよいです。「絵本は人生のリハーサル、人生のふりかえり」この言葉はよかった。

 終了後の懇親会でも、突っ込んだ意見交換が出来て、大変盛り上がった。
わざわざ時間を作って、参加費を払って参加するメンバーだから、
お互いにいろんなものを吸収しようと積極的だ。
普段の生活では出会えない人とも出会うことが出来、
新しい繋がりや新鮮な気づきをもらった。
再会を約束して帰路についた。

 こうしてブログを書いている今もその余韻がまだ続いており、
ひとつひとつ整理するにはしばらく時間がかかるだろう。
とにかく、これから出会う若者には「理不尽なことの多い世の中だけれど、
生きている意味は十分ありそうですよ」と自信を持って、伝えてあげたいと思うようになった。
「かさこ塾の皆さん、有り難う。これからもよろしく!」

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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