96才 人生の大先輩からエールをいただく

2019年8月25日

 今日は市内のお寺様に招かれてのご縁。朝・昼で合計2時間のご法話。
テーマは、極楽浄土。まず『絵本 極楽』を読み語り、
その後、「阿弥陀経現代語訳」を皆さんと拝読。
拝読後、皆さまに感想をお尋ねしたところ、
「このような現代語訳であれば少しわかりやすくなって、皆さんも興味・関心を向けるようになると思います」と
お話しくださった方がありました。
その方は、「お坊さんは何をする人だと思いますか」という本日初めのお尋ねについて、
「それぞれの凡夫を(いわゆる五濁悪世にいる私たちを)み仏さまの世界に導く
(いわゆる布教使)というお役を持っておられる方であり、
私たちに仏縁でお説法してくださる方と心得ております」とも答えてくださったのでした。
そのお言葉から、長年お寺の法話会(=聴聞)に通い、ご法話を繰り返し繰り返し聞いてこられた方だ
ということがよくわかりました。お年をお尋ねしてみると、なんと96才。
その方とのやりとりの中で、僧侶に対する期待や叱咤激励の想いもくみ取ることが出来ました。
私はとてもうれしく、学びの多い1日となりました。
 
 今日は、これから臨終勤行(枕経)となってしまいました。
昨日、「万が一の時は頼みます」と相談に来られた方の奥様がお亡くなりになったのです。
急なお別れとなってしまいました。(今日はここで筆を置きます)

■本日の絵本:

絵本『極楽』 西川 隆範/文 桝田 英伸/監修 風濤社/出版社
http://futohsha.co.jp/books/jigoku/gokuraku.html

■葬儀・ご法事の意義
 私たちは「生老病死」といういのちの流れをとめることができません。
その人生において、愛する人の死にたびたび遭遇します。
その時、悲しみ・不安・孤独・罪悪感・無力感など様々な感情が私たちを襲います。
そして、心身の様々な不調が重なります。別れの現実を受け入れ、遺された者として生きぬくためには、
3つの「間」(悲しみを分かち合う仲間・苦悩を共有する時間・その空間)が必要不可欠です。
 葬儀・法事は、その3つの「間」が自然に整えられたものです。
それらの「間」において真の教えに遇うことで、悲しみや苦悩を人生の糧と受けとめられるようになるのです。
その教えは、「死に道具としての教え」ではなく、「生きるより所としての教え」です。
また、葬儀・ご法事は、子や孫にいのちの尊さ・生きることの素晴らしさを伝えられる貴重な場でもあるのです。
 源光寺でも通夜・葬儀が行えます。有縁の方々と大切にお勤めください。

■絵本のお坊さん問い合わせ先 
 名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
 住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
 電話:0824-63-5906
 メール:gfukuma@agate.plala.or.jp
 ホームページ:http://www.genkouji.com/
 Facebook:https://www.facebook.com/gfukuma

■絵本のお坊さんが出来ること。
絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、仏さまの教えをお話しします。
悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
お寺での楽しい行事をご紹介します。
お寺でのボランティアをご紹介します。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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