浄土真宗の最大の醍醐味は お寺での聴聞(=法話会)です

2019年8月30日

 浄土真宗の醍醐味は、お寺での聴聞(=法話会)に参ることで、
初めて体感していただけるものです。
「聴聞にはじまり、聴聞に終わる」との言葉があるように、
聴聞は門信徒(=檀家)のなにより大切な実践と伝えてきました。
 
 しかし、私は、住職でありながら、これまでお葬儀などで仏縁ができた方々に
「源光寺での聴聞にぜひお参りください」との言葉かけができないでいました。
それぞれにお忙しいだろうし、聴聞は本来一人一人の意思で足を運んでもらうもので、
こちらからの押しつけではいけないと遠慮していたのです。
ですから、聴聞に参っていただけない分、通夜や法事でのご法話を精一杯させていただいてきました。
それが、一人一人の更なる仏縁につながると考えてきました。
 
 けれども、どれだけ精一杯お伝えしても、通夜・法事でのご法話の時間は10分程度に限られます。
親戚・縁者への当家の心配りを考えると、それ以上長くはできません。
その場では、故人を偲ぶとともに、通夜・葬儀・法事の目的をお話しし、
仏教や浄土真宗の導入にふれるだけで終わってしまうのです。
 2600年前のお釈迦さまの時代から親鸞聖人に至るまでの、
仏教や浄土真宗の神髄やその教えをこの私に手渡すために求道されたご先祖の苦労は、
とうてい語り尽くすことができません。
ましてや、その教えを通してこの人生をどのように歩んでいくことが出来るのかなどという応用問題は、
お寺での聴聞でこそ聞くことが出来る内容なのです。
 
 ご先祖が大切に相続くださった各地のお寺の本堂に足を運び、
私を照らし導いてくださっている阿弥陀仏の前に座り、有縁の方々との出会いやぬくもりの中で、
ご法話を聞いて頂きたいのです。
浄土真宗の教えが、お葬儀・ご法事の単なる道具ではなく、
様々な気づきを与え、人生の確かなよりどころとして受け止めていただけるものと思っています。

 尚、下記の法座案内サイトは、全国の浄土真宗寺院で開催されている聴聞(=法話会)の日程などを
いつでも確認でき、気軽にお参り頂けるように運営されているものです。
浄土真宗の法座案内サイトhttp://shinshuhouwa.info/

■源光寺彼岸法座 9月1日(日) 
朝席9時30分~お勤め・ご法話(約30分×2席 中休みあり)
昼席1時~   お勤め・ご法話(約30分×2席 中休みあり)
講師 本願寺派布教使 波北 顕師(江津市)
*お斎(=精進料理の昼食)もございます。
 不明な点は、遠慮なくメールでお尋ねください。

■絵本のお坊さん問い合わせ先 
 名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
 住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
 電話:0824-63-5906
 メール:gfukuma@agate.plala.or.jp
 源光寺ホームページ:http://www.genkouji.com/
 Facebook:https://www.facebook.com/gfukuma
 絵本のお坊さんブログ:http://genkouji.com/blog/

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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