*重ねる出会いの中でたがいに元気に シルバー学級

2019年9月26日

 広島県北の少子・高齢・過疎は日本の最先端といわれているが、
だからこそ地域一丸となってがんばっているところがある。
その一つが、三次市川西地区。
個人商店が店を閉め、ガソリンスタンドや金融機関などが次々と撤退する現状に危機感を抱いた。
自治連合会を中心に地域住民の声を集め、軽トラ朝市などの活動を重ねる中で「郷の駅構想」が出来あがる。
住民出資で会社を立ち上げ、 様々な機関の支援をうけて長い長い時間をかけて取り組んできた地域だ。
このたび「川西郷の駅」が、第9回地域再生大賞特別賞を受賞した。
 
 もう10年近くなるだろうか。私自身も、皆さまの地域作りに刺激を受けながら、
毎年シルバー学級開講式の講師をお引き受けしてきたので、
我が事のようにうれしい受賞だ。
今回の講題は、「お釈迦さまの人生に学ぶ」とし、
主にお釈迦さまの出家の動機と伝えられている「四門出遊」を取り上げ、
当時の王子さまと現代社会の共通点にも踏み込んだ。
副題は~認知症について~とし、
三好春樹先生の講座の中で、私自身が深くうなずいた部分(昨日のブログに紹介)をお話しした。

■受講生の感想 
老いていく自分に不安を感じておりましたが、今日の講演を聴かせて頂き、何か勇気づけられた気持ちです。主人を亡くして、淋しい日々を送っておりました。/大変有り難く聞かせていただきました。私も、今主人を家で見ておりますが、今日の話を聞いて、やさしい言葉をかけていきたいと思います。/源光寺様のお話を聞かせてもらい、認知症のことがよくわかった気がしました。心に思い当たることがいっぱいありました。また、先生のお話が聞きたいです。/認知症について、症状について詳しく説明していただき、今後の生活の参考にしていきたいです。加齢と共に、不安になることが良くあります。/母が認知症で、グループホームに入所しています。母が今以上に元気になるようにしたいと思います。/認知症についての話はとても良かったです。これからいろいろな会合で参考にしたいと思います。/母が認知症ですが、関わり方など教えてもらい、元気をもらいました。ありがとうございました。絵本もステキなお話しでした。/いつも大切なお話をありがとうございます。気持ちが強くなり、明るくがんばりたいと思います。/お話がわかりやすく聞かせてもらいました。他人のことはよくわかりますけど、自分は反省することばかりです。/私たちは色眼鏡で見ていたのですね。これからはそのままの姿を、素直な気持ちで人に接していきたいと思います。/いつも心に残るお話ありがとうございます。/なるほどと思ったことがたくさんあった。/生き方を見つめ直すということは案外出来ません。ふりかえる良いきっかけになりました。/なかなかわからなかったことが少しずつわかってきたような気がしました。/1年に一度の源光寺様のお話を楽しみにしております。聞いた時はわかっている気持ちですが、家に帰って若い者に話すときは、忘れていたり、上手に伝えることが出来ません。ごめんなさい。また来年のシルバー学級も楽しみに、元気でがんばります。絵本の読み聞かせ、よかったです。/この時間、話が理解でき楽しく過ごせました。仏法、また聞きたいと思いました。/お釈迦さまの悟りの内容が現実の私たちの生活に即していて、時間の経過を忘れるほどでした。また視覚を通してのお話がすばらしいと思いました。/生老病死、よく聞くが年令を重ねるごとに素直な気持ちになってくる。/今回もご縁が出来て大変喜んでおります。/高齢になり、いろいろと参考になりました。次回も楽しみにしております。お身体に十分ご留意くださいませ。/

■本日の絵本
『花のかみかざり』いもとようこ/作・絵 岩崎書店/発行
https://www.iwasakishoten.co.jp/book/b192064.html

■ご紹介
川西郷の駅いつわの里
https://kawanishi-satonoeki.com/

■絵本のお坊さんが出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、
                  人生の確かなよりどころとして仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会などで、
                      新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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