その人の正面にいきます。
あいさつから手話で話しかけてみる。
その人をしっかり見ること。
単に指を動かすだけでなく、言葉でも同時に語りかけること。
毎月一回のお寺の子ども会(第4土曜日の午前中)。様々な習いごとをしているため、
参加出来る子ども年々少なくなっている。
だからこそ、単に学力向上や体力作りではなく、「心を育てる」お寺ならではの魅力作りに、
頭をひねるこの頃である。
現代は、だれを信じてよいか、何を信じてよいかわからない世の中といわれる。
だから「知らない人に声をかけられたら、気をつけなさい」と大人は指導しなければならず、
子どもたちも簡単に人を信用できない時代になっている。
しかし、学生を終えて社会に出るということは、親や先生以外の大人にたくさん出会うということであり、
それまでに人に対する基本的な信頼感が養われておく必要がある。
そうだ!信頼できる大人との出会いをたくさんプレゼントしよう。
子ども自身が「いろんな大人に支えられ、見守ってもらった」という実感を持ってもらえる試みを重ねようと思った。
今回は、聴覚にハンディーをお持ちの方と、
その方々をサポートされている「手話サークル結」の方においでいただき、
手話の手ほどきをしていただいた。
「聴覚にハンディーがある方は、外見からはわかりにくいです。
皆さんもこれまでにすれ違っているかもしれません。
もし、そのような方に出会い、その方が困っておられるようなら、
正面から挨拶をしてみましょう。手振り身振りだけでなく、
言葉もあわせて使いながら、その人のことをわかろうと思って関わってみてください」
とまずお話があった。
そして、「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」という日常の挨拶、
指文字を使いながら自分の名前を紹介する練習をした。
手話や指文字には、それぞれの成り立ちや背景があることも丁寧にご紹介いただけたので、
単にテキストを見て練習するよりはるかにわかりやすかった。
次回は、手話ソングにも挑戦することになっている。
子どもたちへの今回のご法話は、「出会いは自らを育てる」がテーマ。
実は、「手話サークル結」の方との出会いも、地域の法話会がきっかけだった。
初めて法話会においでいただいたその時、「今日のお話はわかりやすく、おもしろかったです」
とほめていただいた。それがご縁で話が盛り上がり、今回の手話指導へとつながった。
まさに今回のテーマは私自身の実体験であり、
48才となったこの一年は特に強く意識するものとなっている。
このような思いがけない出会いが折々に恵まれるので、
「人生は(理不尽なことが多いけれど)なんとか歩んでいけるのだなあ」
と感動をおぼえる。
子どもたちにも、そんなすばらしい出会いと感動をたくさん体験させてあげたいのだ。
さあ、明日はどんな出会いがあるだろう!
■絵本のお坊さん問い合わせ先
名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
電話:0824-63-5906
メール:gfukuma@agate.plala.or.jp
源光寺ホームページ:http://www.genkouji.com/
Facebook:https://www.facebook.com/gfukuma
絵本のお坊さんブログ:http://genkouji.com/blog/
YouTube動画:NO.1 2019源光寺サマースクールの一コマhttps://www.youtube.com/watch?v=nGl8akzD2gQ&t=48s
■絵本のお坊さんが出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころとして仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。