自分のところだけでなかった!

2019年10月15日

 冒頭の地図は、今回の「トーク&ライブ一期一会」17のために準備したものである。
これは、過去5年の激甚災害の指定状況一覧(引用:内閣府資料)を地図に落とし込んだものだ。
昨年の西日本豪雨災害以降も、各地で災害が続いていた。
そして、今回の台風19号による被害だ。
私たち人間は、自分にとって新しく身近な問題には気をとめるが、
年月が経過したり自分とは縁遠い問題には、関心が薄れていくという習性がある。

 今回、西日本豪雨災害復興支援コンサートとして準備する過程で、
「自分たちのことばかり考えてはいけない」とふと気づいた。
調べてみると、この5年という短い間にも関わらず、
全国各地の災害の多さとその被害の深刻さに改めてびっくりした。
しかも激甚災害指定であるから、今現在も何らかの復興途上となっている地域が
いかに多いか一目瞭然で、動揺を覚えたほどである。

 ああ、私たちはこれほど災害の多い国土に、共に暮らしているのだ。
そして、多くの方がその時の別れや悲しみや苦悩や不自由を抱えながら、
今を生きているのだ。
だからこそ、災害を免れた者として、「私はよかった」と安堵して終わるのではなく、
「私にできることは何か」と現地への支援を皆で考え、
一人ひとりが実践していかねばならないと実感したのだ。

特に今回の台風19号による被害は、その範囲が西日本豪雨災害とは比較にならないほど広く、
人的被害や住宅被害の他、農・林・水産業と工業に関わる被害が
非常に大きなものになるのではないかと危惧している。
現場の方々は、この3日間心身共にお辛い中がんばっておられる。
だからこそ政府は、お金の使い方をしっかりと見直し、
一日も早い復興と一人ひとりの生活再建を最優先に動いてほしいと切に願う。
また、各行政間で、これまでの被災経験から得た復旧・復興の関わるノウハウを
ぜひ共有してほしい。それらがうまく連動することで、
「災害には遭ってつらかったが、多くの支えの中で生き抜くことができた」
とそれぞれが実感できる世の中になってほしいと思っている。

*昨年の西日本豪雨災害については、その被害が甚大であり依然として復興途上であるため、
義援金受付期間が延長されている。
源光寺門信徒会として、「トーク&ライブ一期一会」17に参詣された皆さまからお預かりした募金を
日本赤十字社へお届けさせていただいた。

■ご紹介
日本赤十字社-平成30年7月豪雨災害義援金の受付期間再延長について
http://www.jrc.or.jp/contribution/190603_005735.html

日本赤十字社-令和元年台風第19号災害義援金受け付け開始
http://www.jrc.or.jp/contribution/191015_005909.html

■お寺で愚痴をこぼし、涙を流し、心の整理をしてみませんか
 お寺という安心できる場所で自分の思いを話すことで心の整理が促され、
これまでの人生=物語を再構成できるようになります。
苦悩の原因・条件が明らかになり、ただ今の自分を次第に受け入れられるようになります。
そして、「いま自分に出来ること」が明らかになります。訪問による相談もお受けできます
。内容によっては、専門家へのご紹介もできます。
相談をご希望の方は、いつでも遠慮なくご連絡ください。明日への一歩を踏み出しましょう。

■絵本のお坊さん問い合わせ先 
 名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
 住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
 電話:0824-63-5906
 メール:gfukuma@agate.plala.or.jp
 源光寺ホームページ:http://www.genkouji.com/
 Facebook:https://www.facebook.com/gfukuma
 絵本のお坊さんブログ:http://genkouji.com/blog/
 YouTube動画:NO.2 2012源光寺トーク&ライブ一期一会10周年https://www.youtube.com/watch?v=_MM4cXzNh9Y&t=1s

■絵本のお坊さんが出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころとして仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから,わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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