ご住職のお具合が悪くても 地域みんなで

2019年11月2日

 この2日間、県内のお寺さまのご法座(永代経・報恩講)にお招きいただいた。
ご住職さまは、体調を崩されて養生をされているので、
この度はご家族共々お寺にいらっしゃらなかった。
総代さんはご住職さまの思いを受け継いで、役員の方と役割分担をし今回のご法座の準備をなさった。
講師との連絡、法座のご案内、仏華、本堂の掃除、備品や暖房器具の準備、
お斎(=昼の食事)、帳場(=受付)、など仕事は多い。
全てボランティアでありながら、
「私のいのちのことを聞かせてもらいますから、他人のことではありません。
先祖から大切に受け継いできたものですから、何とか相続をさせてもらいます」
と総代長さんはお話になっておられた。
その熱意に心が動かされ、お招きいただいた者として気が引きしまった。
地域の方も、役員さんの苦労を知っておられるので、互いに誘い合ってお参りくださったようだ。
とても、熱心に聞いてくださった。
  
 全国に建てられている寺院の数は、コンビニの数よりもはるかに多いと言われている。
全国の寺院数が75.444か寺に対して、全国のコンビニの店舗数は約47.000件。
(文化庁 宗教統計調査)
そして、その2割ほどは住職のいない無住寺院と言われている。
しかし、無住であっても、今回のように地域の方がみんなで護持をし、
法座(=法話会)を定期的に開催しているところは多い。
また、お寺だけではなく、公民館や集会所、コミュニティーセンターなどにお寺さまを招いて
法話会を開催する試みも数多く続けられている。
考えてみれば、法話を聞きたいという方が集まれば、
そこが直ちに法話会場となり得るのだった。
寺院に限定せず、そのような場作りもこれから試みていきたい。

■絵本のお坊さん問い合わせ先 
 名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
 住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
 電話:0824-63-5906
 メール:gfukuma@agate.plala.or.jp
 源光寺ホームページ:http://www.genkouji.com/
 Facebook:https://www.facebook.com/gfukuma
 絵本のお坊さんブログ:http://genkouji.com/blog/
 YouTube動画:NO.3 2019県北ヨガ祭りでのご法話:https://www.youtube.com/watch?v=SLcthtRq7d0&t=132s
ツイッター「絵本大好き住職」もはじめました!:https://twitter.com/O6cSe07JuBNGAih

■絵本のお坊さんが出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころとして仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから,わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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