全国の小学校6年生が学んでいること

2019年12月3日

学生として仏教や浄土真宗の学びを重ねていた頃、厳しく教わったことは「まず、原典を読め」ということだった。
 社会人として多くの分野を学ぶようになって、簡単な解説本ではなく「一次資料にあたれ」と教わった。
これらは、「言葉には、それぞれの時代や個々人の評価や解釈が入り込む性質がある。
現在流布しているものとオリジナルの違いを知るところから、学びは始まる」との先哲の知恵である。

 さて、この国において社会生活を営む一人としての原典・一次資料は、「憲法」であろう。
その日本国憲法の前文には、3大原則として「国民主権・基本的人権・平和主義」が定められている。
このことは、各地の小学6年生が既に学んでいることであるが、
今の日本において、この3代原則がどれだけの人に意識され、大切にされているだろうか。
それを「授業で聞いたことがある」程度の認識では不十分だと思っている。
過去の数々の戦争の反省に立ち、これまでの方々の歴史に学んだ時、
この原則が絵に描いた餅で終わってはならないと思っている。
 日本国憲法という原典をおろそかにして、
為政者がその場かぎりの利害損得を根拠とする施策は、
結局、この国に生活する一人一人の人生を振り回してしまうことになる。
そして、この国に生きている子どもや若者の夢や希望を、つぶしてしまうことにもなるのだ。
翻って、主権者である私たちが政治に無関心であることも、
為政者の独断専行を生んでしまうことになる。私自身、心しておきたい。

■絵本のお坊さん問い合わせ先 
 名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
 住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
 電話:0824-63-5906
 メール:gfukuma@agate.plala.or.jp
 源光寺ホームページ:http://www.genkouji.com/
 Facebook:https://www.facebook.com/gfukuma
 絵本のお坊さんブログ:http://genkouji.com/blog/
 YouTube動画:NO.1 2019源光寺サマースクールの一コマ
          https://www.youtube.com/watch?v=nGl8akzD2gQ&t=48s

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころとして
  仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会などで、
  新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから,わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA