子や孫、次世代に誇りをもって話が出来るか?

2019年12月17日

 あなたは、今の日本の政治をどうとらえているだろうか。
 あなたは、今の日本について、子や孫、外国の方に誇りを持って話が出来るだろうか。
 あなたは、日本や世界について、本当はどうありたいと思っているのだろうか。
 
 近年の日本の政治を見るにつけ、経済効果(=目先の金儲け)という大義名分をたて、
福祉・医療・教育・農林水産業・就労・エネルギーなどの分野で政策がころころ変わり、
現場の行政職員はもちろん、企業や国民が振り回されているように思う。
私は、昔は、国の政策というと「専門家と現場を熟知している専門職の
十分な議論の末に施行され、長期にわたって継続するもの」ととらえていたが、
今は反対に「国の政策だから信用できない」という認識に変わりつつある。
その場限りの政策が多くなり、その不備を現場が必死になってフォローしている。
さらに、だれのための政治かという原点がすっかり切り替わり、
為政者の私利私欲のための政治になっているのではないかと思わざるを得ない。
たとえ法令にふれる事案が明らかになっても、言葉巧みにうそやごまかしをして
心からの反省の弁は聞かれない。それで、全てが丸く収まると思っているのだろうか。
それとも「どうせ時間が経てば忘れる国民だ」と、私たちは甘く見られているのだろうか。
 
 今回の大学入試制度の混乱にしても、受験生やその家族、教育関係者にとっては、
大きな戸惑いどころか、憤りを感じている方は多いだろう。
今回の件で教育行政の信頼も揺らいだが、
大人に対する不信感も増幅させてしまったのではないかと、気になって仕方がない。
 海外では、政治に対して様々な形で意思表示がなされるが、
我が国では目立った動きが見られない。
それは忍耐強いとほめられるものなのか、それとも無関心だと批判されるものなのだろうか。
 意思表示の一つとしてデモという方法があるが、
万一暴動に発展してしまうと為政者の思うつぼである。
かといって、これまでのように忍耐強ければよいのかというと、
それも為政者の暴走を進めてしまうことになるだろう。
マスコミのワイドショーに乗っかり海外の政治について論評するよりも、
まず我が国の政治の現状についてしっかり議論すべきではないだろうか。
 
 せめて、私たち一人一人がこの国の主権者である自覚のうえで、
しっかりと政治に関心を持ち続けること、そして自分なりの考えを持っておくこと。
このことを、私は大切にしたいと思っている。
なぜなら、過去が今につながり、今が次世代のいのちや生活につながっていくからである。
 そして、若い世代には、このような世の中だが、
腐らずに自暴自棄にならずに生きてほしいと伝えたい。
周りの大人のよきところを手本にし、悪いところは反面教師にして歩んでいってほしい
と伝えたい。そして、私自身もそのように生きぬきたいと思っている。
 お寺の子ども会やサマースクルで多くの子どもたちと関わってきた私は、
彼らの将来が気になっている。

■絵本のお坊さん問い合わせ先 
 名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
 住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
 電話:0824-63-5906
 メール:gfukuma@agate.plala.or.jp
 源光寺ホームページ:http://www.genkouji.com/
 Facebook:https://www.facebook.com/gfukuma
 絵本のお坊さんブログ:http://genkouji.com/blog/
 YouTube動画:NO.1 2019源光寺サマースクールの一コマ
          https://www.youtube.com/watch?v=nGl8akzD2gQ&t=48s

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
  として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
  などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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