私は ジグソーパズルのピースで出来ている

2019年12月22日

 今日、長年の念願がかない「躁体法」の研修に参加することができた。
お寺で相談活動を続けて来た私だが、
傾聴だけではふりかえりや気づきが深まらないケースも増えてきた。
また、自分自身の膝の痛みが続いていたこともあって、
皿井照久先生との出会いにつながった。
皿井先生の第一印象は「普通のおじさん」。飾らない服装。飾らない言葉。
呼び名は「皿パパ」。
ワークショップの中で、ご自身の若い頃や身体の特性、
ご家族や親子の日々を包み隠さずそのままお話になる。
一人一人の身体にふれ、心のふれ、言葉を引き出す。
その言葉に一切の価値付けはされない。ユーモアを持って気づきと変化を導き出す。
すごい方だ。さらに、受講生との語らいにも多くの共通点が見つかり、
「この課題は私だけではなかったのだ」ととても心強かった。
いろんな意味で力みが抜けた自分がそこにいた。
 
 これまで私は、自分の嫌な部分や未熟な部分、
ハンディキャップなどをマイナス要素としてとらえていた。
そして、人と比べて足らないところを必死に補おうと背伸びをしたり、
それでも補いきれない部分を卑下していた。
過去にさかのぼって、あーだったら、こうだったらと「たられば」を繰り返していた。
さらに、自然環境や社会状況の変化に一喜一憂して、
将来への不安を一人でかき集め、必死に解決しようと背負い込んでいた自分がいた。
でも、その背負い込みが自分を縛り、世の中の見方を偏らせ、
周りにも様々な圧力をかけてしまっていたことに気づかされた。
 
 研修の余韻に浸りながら、帰路についた。
意識するしないにかかわらず、この48年間に
(正確に言うと、母親のお腹に宿ったその時から)私が体験・経験したことのすべてが、
現在の私を作り上げている。私の五感を通して入ってきた出来事と、
それを通して考えたことと行動、そしてその行動を通して返ってきた反応など、
全ての集大成がただ今の私だ。
喜・怒・哀・楽のどの一つも排除する必要は、無かったのだ。
不必要なものはなかったということ。
私は、だれにも変われないし、変わる必要は無かったということ。
私は、まさにオンリーワン。
ただ、福間玄猷であり続ければよいのだ。
 さあ、明日も新たな出来事と、思考と、行動と、反応が加わる。
ジグソーパズルのピースが増え、
より細やかな彩りを持った自分自身へと変化を続けていけるのだ。
善悪・優劣・損得の分別を超えて、その一つ一つを楽しみ、
その気づきと変化を楽しもう。いのち終わるまで、進化・深化を続けていこう。

■ご紹介:虹の子どもクリニックホームページ
https://www.nijinokodomo.jp/

■絵本のお坊さん問い合わせ先 
 名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
 住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
 電話:0824-63-5906
 メール:gfukuma@agate.plala.or.jp
 源光寺ホームページ:http://www.genkouji.com/
 Facebook:https://www.facebook.com/gfukuma
 絵本のお坊さんブログ:http://genkouji.com/blog/
 YouTube動画:NO.1 2019源光寺サマースクールの一コマ
          https://www.youtube.com/watch?v=nGl8akzD2gQ&t=48s

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
  として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
  などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA