子どもたちと「防災いろはカルタ」で遊ぶ

2020年1月25日

 25年前の阪神・淡路大震災を経験し、
その後の各地の災害復興支援に携わった者の一人としては、
子どもたちにも、それらの経験を日常生活の中で語っておくことの大切さを感じている。
ただ、最近の子どもたちは忙しく、学校以外にも様々な習い事などで
多くの時間が占められている。学校では、決められたカリキュラムがびっしりなので、
その範囲以外のことはなかなか教える時間がない。
一方、家庭では共働きのために親自身が忙しく、
宿題や習い事に直接つながらないことは教える余裕がない。
だからこそ、私たちのような第三者が伝える必要があると思っている。
 
 今日のお寺の子ども会では、
「あの時は、とても激しく揺れてこわかったこと。
倒壊した道路から高速バスが落っこちそうになりながら、
ぎりぎりで止まっていたこと。
高速道路も長い距離が倒壊したこと。
その一方で、
日本だけでなく世界各地からも多くのボランティアが駆けつけて復興を助けてくれて、
とてもうれしかった。
このようなことを話して聞かせた。
さらに、ゲームの時間には「防災いろはカルタ」で遊んだ。
阪神・淡路大震災があった1月には、毎年繰り返し遊んでいる。
「えー、またー」と言いながら、始まるとみんな本気になるから、
カルタとは不思議なものだ。
楽しみながら何となく読み札の言葉が耳に残り、
絵札の絵がまぶたに残っていれば、
何かのきっかけで子どもたちはきっと今日のことを思い出してくれて、
自分のいのちはもちろん、
大切な人の命をも守れる人に成長してくれることと思っている。
心配や不安をあおるのでなく、
子どもたちには「自分にも出来ることがあるんだ」と思い起こしながら、
たくましく生きていってほしいと思っている。
そのためにも、私自身も仏さまの教えに支えられながら、たくましく生きていきたい。

■絵本のお坊さん問い合わせ先 
 名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
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投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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