源光寺は 東・西酒屋の総講寺  

2020年2月24日

 源光寺創建は、関ヶ原合戦にて息子・福間源治郎が敵に討たれ亡くなった、大きな悲しみがきっかけである。
父である福間源左衛門(毛利元就家臣)は、武士の家に生まれ人の命を討ち討たれる世の有り様を嘆きつつ、
当時の本願寺ご門主・顕如上人に救いを求めた。「阿弥陀如来さまの教えは今まさに時代相応の教えであり、
阿弥陀如来さまのお心に従う(=そのまま聞き受ける)ならば、必ず助かる[取意]」との導きを受けた。
大いによろこんだ福問源左衛門は仏門に入り、法名を覚栄と頂き、僧侶としての新しい歩みを始めることとなる。
覚栄の意を受け継いだ住覚・覚証が、西酒屋に念仏道場を設ける。
その後、原村(現:十日市)への移転の話が持ち上がった際、「酒屋に念仏道場をのこしてほしい」という両酒屋住民の総意が届けられ、
覚証の弟である慈教とともに、源光寺が創建されました。1654(承応3)年のことである。
それ以来360年にわたって、東西両酒屋の総講寺(所属寺院にかかわらず、地域こぞって参詣・護持するお寺)として、
代々大切に相続されてきた。さらにその法友の輪は、三次市内だけでなく県内外に広がっている。
 
 この度、源光寺の由緒書を改めて読み直した。移りゆく世の中にあって苦労を抱えているのは、私だけではなかったのだ。
代々のご苦労を思う時、少子・高齢・過疎の厳しい現状だからこそ、源光寺の原点そして浄土真宗寺院の役割を振り返ることができた。
第14代住職として、まだ仏縁のない人にはより親しみやすく、既に仏縁のある人にはより深く味わっていただけるよう、
門信徒だけでなく有線の方々の協力をいただきながら、これからも様々な教化活動を試みていきたい。
皆様からも、離れて過ごす若い世代(子や孫、ご親戚)へ三次市酒屋のお寺としてぜひご紹介いただき、
「離れていても、つながっているんよ!」とホームページやブログ・Facebookの閲覧をお勧めいただけると、うれしい。

■絵本のお坊さん問い合わせ先 
 名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
 住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
 電話:0824-63-5906
 メール:info@genkouji.com
 源光寺ホームページ:http://www.genkouji.com/
 Facebook:https://www.facebook.com/gfukuma
 絵本のお坊さんブログ:http://genkouji.com/blog/
 仏教童話『アマリリスのような女の子』電子書籍版(紙芝居読み語り+絵本大好き住職のご法話)
 花岡大学/作 福間玄猷/脚色・読み語り・ご法話 山崎由莉子/絵
(2月1日AmazonKindleでの一般販売スタート。購入後の閲覧には、無料のKindleアプリが必要です)

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
  として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
  などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹林葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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