冬用タイヤを自分で履き替え

2020年3月11日

 例年にない暖冬。もう雪は、積もらないだろう。昼からは、ぽかぽか陽気。
思い立って、タイヤ交換。この冬からアルミホイールに交換していたので、自分でも履き替えが出来た。うれしかった。
 去年の冬までは、スチールホイールを使っていた。山間部である当地では、降雪時の凍結を防ぐために高速道路や幹線道路へ塩をまくことになっている。
その塩が、車の足回りをさび付かせるのだ。特に、スチールホイールはさび付いてしまうと、非力の私ではどうしてもタイヤが外れず、
毎年車屋さんにお願いしなければならない。運転手なのにタイヤ交換ができない自分を、情けなく思っていた。
「やっぱり、自分はダメだなあ」と、生来のネガティブ思考がわいてくるのだ。
 しかし、今日タイヤ交換を成し遂げて、気がついた。
「あれだけさび付きがひどかっただけなのだ。単なる、道具の問題だったのだ」と。
ネガティブな自分にちょっと自信がわいた。

 タイヤ交換をしている時、ラジオの特番が流れてきた。9回目のあの日。
おのずと「あの時」「ただいま」「その昔」をワープした。
「私たち人間は、これまでの先人たちの悲しみ、そして幾多の歴史にどれほど学ぶことが出来ているのだろうか」
と暗澹たる思いがわいてきた。それこそ、人間の闇の部分である。
そこに直面すると、生きる元気が萎えてしまう。
しかし、人間は闇では終わらない。闇を抱えることで「何が出来るだろうか」と、本能的に光を求める生き物でもある。
 
 私にとっては、今回のタイヤの履き替えがささやかなヒントになった。
道具を工夫したり、生き方のさらなる模索が進むことで、「やっぱりダメか」が「ひょっとしたらこれなら出来るかも」に切り替わった。
ちょっとした一工夫で、これまでの思い込みにわずかな変化が生まれ、新しい気づきが生まれた。
その気づきが、さらなる変化を生んでいる。まさに、諸行無常を生きてる私。

 100年先でがんばっている遺伝子に役に立てますように、今を生きるぞ!

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投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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