新型コロナのおかげで、子どもになぞなぞ

2020年3月26日

 新型コロナによる学校休校で、急に暇になった子どもたち。おばあちゃんの車に乗って、三次のひいばあちゃんの家に、お参りに来てくれた。
うれしくなった私は、お経を一緒に勤めた後、子どもたちにこんななぞなぞ。
私「あの、ひいばあちゃんにお願いがあります。すみませんが、透明なコップに水を8分目ほど入れて持ってきてください」
ひいばあちゃん「はい、住職さん」
私「有り難うございます。では、今日参ってくれた2人になぞなぞです。今から、私がこのコップの水を飲みます。
飲んだ後に、どうなりましたかと尋ねますから自由に答えてみてください。では、いただきます」
ゴクゴクゴク
私「あー、おいしかった。さて、どうなりましたか?」
孫A「水が半分無くなった」
孫B「玄さんの身体に入った」
私{では、ひいばあちゃんはいかがですか?}
ひいばあちゃん「まだ、半分残っていますね」
私「すごーい!ひいばあちゃんに大きな拍手を!」
私・孫A・B「パチパチパチ」
私「今までにもこのなぞなぞをたくさんの方に紹介してきました。実はほとんどに人が、水がなくなったと答えてくれました。
しかし、何人かの人はひいばあちゃんのように、まだ水が残っていると答えてくれました。
同じものを見ても、無くなったところに注目するか、残っているところに注目するかで、捉え方が大きく変わってきますね。
新型コロナの影響で、卒業式に出られなくなったり、学校で友だちと遊べなくなったりと、出来なくなった事も多いですね。
でも同時に、新型コロナの影響が無ければ、平日にこうしてひいばあちゃんの家に来ることも出来なかったでしょうし、
一緒にお参りすることも、お寺さんのお話を聞くことも出来なかったですね。
ひいばあちゃんが元気な時に、こうやって思い出をつくることが出来るのは、とても素晴らしいことです。
そう考えると、一つの出来事にも必ず裏と表があることがわかりますね。悪いことばかりでなく、よい点もあるということです。
その両方を見つけられる大人になってくださいね。では、もったいないので、残った水も最後まで飲んでしまおうと思います」
ゴクゴクゴク
私「あー、やっぱり三次の水はおいしいなあ!」

■絵本のお坊さん問い合わせ先 
 名前:福間玄猷(ふくまげんゆう)
 住所:広島県三次市西酒屋町甲156 源光寺内
 電話:0824-63-5906
 メール:info@genkouji.com
 源光寺ホームページ:http://www.genkouji.com/
 絵本のお坊さんブログ:http://genkouji.com/blog/
 仏教童話『アマリリスのような女の子』YouTube動画版(紙芝居読み語り+絵本大好き住職のご法話):https://www.youtube.com/watch?v=QgTJHOmzKd8&t=55s
 
■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
  として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
  などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹林葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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