批判や憤りは 自分に希望や願いがある証

2020年3月29日

 ここ数年の為政者(特に日本)の動きを見ていると、主権者である国民を向いて政治をおこなっているようには見えず、
為政者やそこにぶら下がる業界の利益のみのために動いているように見えてしまう。
でも、そのような現状にしっかりとビジョンを持って対抗する反対勢力の姿は見られず、
国民も半ばあきらめてしまい「政治に関心を持つなんてダサい」くらいに思っている。
 
 私自身は、わずかでも政治に期待を寄せる一人なので、現状に対する批判や憤りを多く抱えている。
憤りの一つは、現為政者は理念や一貫する考えを持って政治が出来ていないのではないかということだ。
では、そんな現状をどう変えていければいいのだろうか。まず、現状への批判だけではダメだということ。
2つめには、主権者である一人ひとりがそれぞれの経験や知識、得意分野で培った視点から、
自分や社会が「どうであるのか」という現状の分析に加えて、「どうでありたいか」という将来へのビジョンをそれぞれが明確にする必要があるということ。
 
 現状に満足しているなら、批判や憤りは生まれないだろう。
批判や憤りを感じるということは、自らの中に秘めている希望や願いがある証だと思っている。
無関心なら、批判や憤りを感じることがないから、その時は楽に生きられるかもしれない。
しかも、国民が政治に無関心である方が、為政者の都合よくなんでもできるから好都合なのだ。
いざ国民が「こんなはずではなかった」と嘆いたところで、為政者は何の痛みも感じずにそれらの失策を忘れてしまうだろう。

さあ、批判や憤りを感じたら、それらをもう一度よく観察してみよう。
自分は、心の奥底に「どのような希望や願いを抱いているのだろうか」と問い、それを言語化してみよう。
それは、確かな一歩となって、あなた自身を変え、あなたの身近な関係性に変化を生んでいくだろう。

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投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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