同じ睡蓮だけど、こんなに違う

2020年5月26日

東広島市・西福寺さまは、数年おきに寄せていただくお寺さまだ。
今回も、視聴覚伝道に関わる動画収録のために寄せていただいた。
新型コロナ騒動の中であったため、道中の青空に加えて、新緑の輝きと、この池の美しさにしばし見とれてしまっていた。
たまたま前住職さまが通りかかられたため、ご挨拶の後、
「この睡蓮は、どのように手入れをされているのですか?」
とお尋ねした。すると、
「10年ほど前に植えたけれど、そのまま。何もしとらんよ」とおっしゃる。
私はびっくりした。
池の様子があまりに違うので、きっと丁寧に手入れをされているものだと思っていたのだ。
私のお寺の池の場合は、葉っぱがうっそうと茂るありさまで、蓮の花は周囲にしかつかなくなっている。
だから、数年おきに刈り込まなければならないのだ。
手入れはされていないということになると、西福寺さまの池と、源光寺の池では何か違いがあるのだろうか。
しばらく考え込んでしまった。
具体的な違いはわからないのだが、池の水の成分に違いがあるのかもしれないというのが、私の素人考えだ。

さらに、ふと、思った。私たち人間も、この睡蓮と同じではないだろうか。
人の間と書くように、人間は一人では生きていけない。多くのいのちや人のつながり、様々な働きの中でこそ生きていける。
だからこそ、どのようなつながりの中に身をおいているか、どのような働きの中で日々を過ごしているかで、
その人生や日暮らしは大きく変わっていくのではないだろうか。

お互いのいのちやその生きざまを敬いあい、讃えあって生きていける「場」の大切さを、睡蓮が教えてくれた。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
福間玄猷YouTubeサイト「ご法事の目的(浄土真宗版)」

仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』(青少年版 メッセージ動画つき)

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
仏教書朗読『あなたがあなたになる48章』第1章 福間玄猷YouTubeチャンネル

源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
  として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
  などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹林葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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