子どもたちに、希望や可能性を語れているか?

2020年6月1日

 新型コロナ感染防止を図るための緊急事態宣言が解除され、今日から多くの学校で本格的な再開となった。
例年、新学期は新しい学校・新しい学年・新しいクラスの中で始まるので、期待の中にも 不安を抱える時期である。
さらに今年度は、新型コロナ騒動による影響や心配・不安が加わっている。
子どもたちを迎える先生方の(見えない)ご苦労は、私たちの想像をはるかに超えるものだろう。
先生方への感謝と労いの気持ちを持ちたいと思う。
 
 私自身、先月のお寺の子ども会で感じたのだが、子どもの安心・安全のために 様々な注意を払わねばならなかった。
前日までの電話連絡(お元気でしたか。お寺に来る前に検温をしてきてください。体調が優れない時はお休みしてください。
来る時はマスクをかけてきてください。)から始まり、お寺に来た子どもたちから順番に、
「手を消毒しましょう。隣の人と離れて座りましょう。お経は私が称えますから、皆さんは聞いていてください。
ゲームでもあまり密着しないようにしましょう。おやつの前にしっかり手を洗いましょう。おやつを食べたらマスクをかけましょう。」
約3時間の行事の中で、何度も子どもたちに指示をしなければならなかった。なぜか、心のざわつきを感じた。
 
 ふれあい・語り合い・笑い合い・じゃれあうという関わり体験そのものが、心身の成長を促すものである。
その何気ない一つ一つに気をつけなければならない心の負荷は、とても大きなものがあるだろう。
大人以上の感受性を持っている子どもたちが、自分の心の動きを表現できないとするならば、とてもつらいことだろう。
そんな子どもたちに、私たち大人は、どのように関わり声かけが出来るだろうか。
禁止の言葉かけで終わるのではなく、希望や可能性を与えられる言葉がけをできないだろうかと、自分自身を振り返っている。
 
 今日、張り替えたお寺の掲示板である。「身体的距離を取りながら、心の距離は近づけよう」

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■絵本大好き住職が出来ること。
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9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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