絵本『葉っぱのフレディ』から学ぶいのちの姿

2020年6月3日

 フレディは 数え切れないほどの葉っぱに とりまかれていました。
はじめフレディーは 葉っぱはどれも自分と同じ形をしていると思っていましたが 
やがて ひとつとして 同じ葉っぱはないことに 気がつきました。
となりのアルフレッド 右側のベン すぐ上のクリアは女の子です。みんな春に生まれていっしょに大きくなりました。
春風にさそわれて くるくる 踊る練習をしました。日光浴のときは じっとしているのがよいということも覚えました。
夕立ちがくるといっせいに雨に体を洗ってもらいました。 
 フレディの親友は ダニエルです。だれよりも大きくて 昔からいるような顔をしています。
考えることが好きで 物知りでした。ダニエルはフレディに いろいろ教えてくれました。
フレディが木の葉っぱだ ということ。木の根っこは 地面の下にあって 見えないけれど 四方に張っていて 
だから木は倒れないこと。目の下にあるのは公園で おはようとあいさつにくるのは小鳥たちであること。
月や太陽や星が 秩序正しく 空をまわっていること。そしてめぐりめぐる季節のことなど みんなダニエルが教えてくれたことです。
 フレディは「葉っぱに生まれて よかったな」と思うようになりました。
友だちはたくさんいるし 見晴らしはよいし 枝はしなやかだし 
その上 風通しも日当たりも申しぶんなく お月さまは銀色の光で照らしてくれるからです。

今日も冒頭に、『葉っぱのフレディ』の一節を紹介した。
 10年以上も前に出会った絵本で、今でも読み重ねている1冊だ。私は、この部分から、2つのことを感じ取ることが出来た。
1つは、仏教が示す縁起(=この世のすべては、つながり影響し合って存在している)。
2つには、縁起の中にある自分を喜びを持って受け止めているフレディの姿だ。
自分に自信が持てない時期が長かった私にとって、太陽に照らされてキラキラ輝く彼らの姿がまぶしいくらいに感じたのだった。

 冒頭の一節を声に出して、何度も何度も読んでほしい。あなたは、どんな情景を思い浮かべるだろうか。
そして、どんなことを感じ取っただろうか。あなたにとって、新たな気づきやヒントになればうれしい。 

■ご紹介:『葉っぱのフレディ』レオ・バスカーリア/作 みらいなな/訳 島田光雄/画
http://www.dowa-ya.co.jp/books/ehon/freddie/freddie.html

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
源光寺樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
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■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
  として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
  などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹林葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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