大人も子どもも いのちはともに「明るいほうへ」

2020年6月30日

 
 
 「明るいほうへ」は、かつての源光寺トーク&ライブでお招きしたシンガーソングライター・歌手のちひろさんが
紹介してくださった金子みすゞさんの詩の一つだった。
あの時のコンサートをきっかけにして、子どもたちに金子みすゞさんの詩をいくつか紹介し、一緒に朗読をしたこともある。

 山口・仙崎の遍照寺さまでのお聴聞や近隣寺院の日曜学校に通うなど、生涯かけて浄土真宗の教えを聞き続けた金子みすゞさんは、
仏さまの智慧と慈悲の働きを易しく短い言葉の中に豊かに表現をしてくださっている。
100年以上経った今でも その詩の数々は私だけでなく、多くの人々にとって生きる道しるべになっている。
この度の新型コロナ騒動においても、いろいろな場面で金子みすゞさんの詩が紹介をされている。
 
 その金子みすゞさんを歌い続けてきたちひろさんは、この度「明るいほうへプロジェクト」と銘打って、
参加型の動画を配信された。プロジェクトに込めた願いをちひろさんは、
「今、私たちは試されている。これまで培われた知恵と、今生み出す新たな知恵をどう生かして、どう生きるのか。
これを、明るい気持ちでワクワクしながら歩んで行けたら嬉しい。きっと金子みすゞさんは、
優しい笑顔で見守ってくれています。明るいほうへ!そして、嬉しいほうへ!」
と表現されている。

 新型コロナ騒動の影響下、大人たちは、子どもたちの安心・安全を守るために精一杯の取り組みを続けている。
大人である私たち自身も、心配や不安そして緊張などを抱えているため、その表情は硬く・暗くなりがちである。
子どもたちも様々な心配や不安を胸に秘めながら、毎日を生きている。
人間(特に子どもたち)は、言葉以上に相手の表情など視覚的要素を瞬時に受け取りながら、コミュニケーションを重ねている。
だから、本当に安心・安全を分かち合おうとする時には、笑顔と共に「大丈夫だよ」という声かけが出来ると、よく伝わるだろう。

 源光寺での毎月の子ども会。今月は一年生の体験入学を含め12名全員が出席。うれしかった。
お寺の子ども会では、常々、阿弥陀仏に見護られ導かれている安心を子どもたちに感じてほしいと思っている。
今月のご法話のテーマは、「明るいほうへ」とした。金子みすゞさんの詩「明るいほうへ」を一緒に朗読し、
「明るいほうへプロジェクト」によって配信された動画をみんなで観た。
総勢422名の笑顔と12匹のワンちゃん・ネコちゃんのかわいらしい姿を通して、子どもたちに少しでも明るさや安らぎを感じてもらえたら嬉しい。

■ご紹介:「明るい方へ みんなで乗り越えよう!プロジェクト」

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』(青少年版 メッセージ動画つき)

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
源光寺樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
樹木葬型公園墓地「びおらの丘」ご紹介動画

お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
仏教書朗読『あなたがあなたになる48章』第6章 福間玄猷YouTubeチャンネル

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
  として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
  などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹林葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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