「お寺さんは、幽霊をみたことがありますか?」

2020年7月1日

 
 ご法事に参られた方と一緒に御斎(=おとき・ご法事や仏事の際の食事)をいただく時、
「日頃、仏教やお寺などの関して疑問に思っていること、気になっていることなどがあれば、遠慮なくお尋ねくださいね」
と声をかけている。すると、いろんな質問が飛んでくる。予想していない質問も飛んでくるのでいつもヒヤヒヤするのだが、
そのリアルなやりとりが案外楽しい。
「お寺さんは、幽霊を見たことがありますか?」これもよく聞く質問である。
どうやら、「お坊さんは霊感があるのだろう!」と勝手にイメージしている人が多いようだ。
私自身は、皆さんが思っているような幽霊は見たことがない。正直にお話しすると、少しがっかりした空気が流れる。
 
 毎年夏になると、心霊写真や怪談話・幽霊に関わる話題がよくテレビで取り上げられる。
また日常でも、亡き人との入れ替わりや霊・魂をモチーフにしたドラマや映画が見受けられる。
「怖いもの見たさ」という言葉にもあるように、「見たくないけど見てみたい」「亡き方とつながっていたい」
そんな気持ちを多くの人々が抱いているようだ。
 
 ある時、「幽霊」をテーマにしたご法話を聞いた。それ以来、この世において「幽霊」がたくさん存在することに気づいた。
それは、亡くなられた方の幽霊ではない。
そのご法話では、幽霊の3つの特徴を示された。一つには足がない。二つには手が前に垂れている。三つには後ろ髪が長い。
足がないとは、自分自身が「心ここにあらず」だということ。
後ろ髪が長いとは、すでに過ぎ去った過去の出来事において 後悔を引きずっているということ。
手が前に垂れているとは、まだ来ない未来についての心配や不安を、一生懸命にかき集めているということ。

 お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)や、お寺でのお悩み相談を受けている。
そこで、この「幽霊」のように過去を後悔し、未来の不安をかき集めてがんじがらめになっている方々を多くお見受けする。
だから、安心した場所でじっくりとお話を聞かせていただくことを大切にしている。
その時間の中で、過去の新たな意味づけやただいまの有り難さに気づいていただくことが出来た方は、
まだ来ぬ未来の余計な心配を少しずつ手放すことが出来ていく。
奇跡のようなただいまの一瞬一瞬をしっかりとかみしめながら、日々を重ねていただけるようになるのだ。
私自身も、これまで「幽霊」のような日々を過ごした時期があった。また今でも、そのような状況に陥ってしまうことがある。
だから、私は阿弥陀仏の前に朝夕座り、その光を受け続ける。
阿弥陀仏は、光明を放ち、この娑婆世界に生きるこの私を常に照らし、見守り、導いてくださる仏さまだ。
座る、そのままが照らされている。阿弥陀仏の光に照らされることで、私は「今・ここ」に立ち返ることが出来るのだ。
その真実に、ときおり心が躍る私である。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
源光寺樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
樹木葬型公園墓地「びおらの丘」ご紹介動画

お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
仏教書朗読『あなたがあなたになる48章』第6章 福間玄猷YouTubeチャンネル

仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』(青少年版 メッセージ動画つき)

「明るい方へ みんなで乗り越えよう!プロジェクト」


■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
  として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
  などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹林葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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