「お仏壇に何回くらい座っていますか?」「月1回ですね」

2020年7月23日


80代のお父さんが亡くなられたお宅での月参り。
お母さん(=おつれあい)、息子さんご夫婦、小学生のひ孫さんも含めたお孫さん家族一緒になって、
ご命日の夜に月参りを続けておられるお宅。現役世代が家族連れで月参りを続けておられるお宅は、そんなに多くない。
だから、ご家族の悲喜交々やひ孫さんの成長ぶりもうかがえ、時には地域の情報交換などにも話が広がり、私自身、とても刺激をもらっている。

私「Kさん(=息子さん)は、このお仏壇の前に月に何回ぐらい座っておられますか。」
Kさん「正直、この月参りの時だけです」
私「正直に聞かせてもらって有り難うございました。この仏壇はよそから参ってくる源光寺のためのものではありません。
00家ご家族のためのお仏壇であり、家の中心です。
その昔はお坊さんが参らない時でも、家の当主が先頭に座って家族とともに毎朝毎晩「正信偈」を唱えていたと聞きます。
お経を唱えなければ、ご飯を食べることはできなかったという生活体験を持っておられたようです。
明日からは毎日、このお仏壇の前にお座りください。たとえどんなに短い時間でも、ご自身がこのお仏壇の正面に座り、
毎日、阿弥陀仏の光に出会っていただきたいのです。時間がない時には、合掌・礼拝だけでもかまいません。
もし時間がある時は、難しい節のない「讃仏偈」「重誓偈」などの短いお経を唱えてみてください。
いきなり毎日座ることが難しければ、週1回から始めてみてはどうでしょうか」
Kさん「はい、わかりました。では挑戦してみます」

このなにげない会話の中から、いろんなことを発見した。
僧侶である私は、「いつも見守っていてくださる阿弥陀仏に、いつも手を合わす環境」があり、
「阿弥陀仏の願いと働きを、あらゆる方法で毎日のように感じ取ることが出来る環境」がある一方、
このご門徒さんは、「亡き父のためにお仏壇を迎え、その命日だけに手を合わす環境」があるということ。
そして、その生活環境の違いは自ずと、お仏壇や阿弥陀仏への向き合い方、さらには人生観にも大きな影響を与えているということ。
さらに、次の二つが大切だったことにも気がついた。
・家を一軒構えたら、まず家の主である「阿弥陀如来」をお迎えすること。
・阿弥陀如来のまなざしと、見護りと、導きの中で、まさに「一人ではない」という安心感の中で家族がともどもに人生の悲喜交々を重ねていくこと。

 先日の問いかけ「浄土真宗では、お願いしたらいけないんでしょ!」に対しても、
単に自分の生活環境の視点のみで「はい」「いいえ」を述べることは十分ではなく、
「そもそも、どんなお願いをしたいのですか」と尋ね、その人の置かれた環境に思いを馳せること。
ご本人にもその問いかけを振り返ってもらうこと。そこから関係性を深め、お応えを続けていきたい。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
仏教説話紙芝居『もったいない ありがたい』(メッセージ動画つき)

「明るい方へ みんなで乗り越えよう!プロジェクト」

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
源光寺樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
樹木葬型公園墓地「びおらの丘」ご紹介動画

お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
仏教書朗読『あなたがあなたになる48章』第9章 福間玄猷YouTubeチャンネル


■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
  として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
  などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹林葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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