自分がやってみて、初めて気づくこと

2020年8月4日

 新型コロナ騒動がきっかけで、多くのお坊さんがインターネットを活用した伝道を試みている。
YouTubeでのご法話配信やZOOMでのオンライン講座なども増えている。
時間や場所に制約を受けず、いつでもだれでもどこででも視聴出来ることは、とても素晴らしいことだ。
これまでお寺にお参りするきっかけがなかった方々にも、仏縁が広がっていることに感動を覚える。
 
 源光寺でも、8月15日のお盆の法座を生配信しようと動き始めた。しかし、やり始めて案外ハードルが高いことに気づいた。
今日はリハーサルの2回目。絵コンテを描いて全体の流れを打ち合わせしたり、読経の時に「正信偈」をスライドショーで写す練習をしたり、
マイクを外付けにしたり、パソコンを含めた機器の調整をするなど、思いのほか手間がかかる。
これまで何気なく見ていたテレビ番組にも、実は様々な努力と工夫がたくさんあるんだと気づいた。
 中でもライティングが難しい。自分が見ている感覚でカメラのファインダーをのぞくと、それは全く違っている。
なぜか、とても暗いのだ。ライトを追加していろんな角度で当ててみるが、肉眼での見え方には少しずつしか近づかない。
「人間の目ってすごいんですね」とつぶやくと、即座に「そうなんですよ」とカメラマン。
「人間は、無意識に補正しながら物を見ているんですよ」と。
これまで人間として生きてきたが、見え方がこんなにも違うこと、無意識に補正しながら物を見ていることに初めて気づいた。
それは、カメラのファインダーからの見え方と自分の見え方があまりに違っていたことで、わかったことだ。
違いに気づくということは、大切なんだな。違いをすぐに善悪で捉えたり、好き嫌いと判断しがちだが、その前に違いに気づくこと。
それが物事を考え直したり、新たな試みを始めるきっかけにつながっていくんだな。うんうん、今日も大切な気づきがあった。
 
 来週は、動画配信のための3回目のリハーサルとなる。8月15日の本番まで、一緒に試行錯誤してくださるスタッフがいてくださり、とても心強い。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
仏教書朗読『あなたがあなたになる48章』第11章 福間玄猷YouTubeチャンネル

仏教説話紙芝居『もったいない ありがたい』(メッセージ動画つき)

「明るい方へ みんなで乗り越えよう!プロジェクト」

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
源光寺樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
樹木葬型公園墓地「びおらの丘」ご紹介動画

お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
  として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
  などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹林葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
  わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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