実は、自分の保身を考えていた2週間

2020年10月28日


お寺は

皆で ご本尊を仰ぎ、
ご本尊の願いと教えを共に聞き
人生の苦悩をわかり合い
その温かさの中で自分を見つめ
先人の示した道をともに歩むつながりを実感できる場である。

一人ひとりの悟りを追求する教えではなく、
皆で救われていくことを慶ぶ教えであるからこそ、
浄土真宗のお寺では老若男女が相集えることを、特に大切にしてきた。

しかし、新型コロナ騒動によって、その存在意義が大きく揺らいだ。
大勢に集まっていただくことが叶わなくなったからだ。住職としても、大変頭を抱えた。

しばらくの自粛期間の後、少しずつ会議や小規模の行事を再開することとした。
この秋には、「三好春樹さん公開講演会」や「トーク&ライブ 一期一会」を予定通り開催した。
ご門徒さんの「なんとか出来る形を考えましょう!」というエールをいただき、対策を講じることで開催にこぎつけた。
ただ、行事が終わったあとも落ち着かなかった。
それぞれが終了した2週間はこんなことを考えてしまったのだ。
「もし源光寺で新型コロナが発生したら、しばらく行事は開催できなくなるし、通常の法務も止めなければならない。世間からの厳しい批判にもさらされることになるだろう。なんとか、感染者が出ませんように」
でも、振り返ってみれば、これはあくまで私の保身から出たものである。
本当は、感染者が出た時のことを想定し、感染者の辛い身を一番に気にかけなければならないのにである。

住職としての自分の保身を一番に考えていた、私の本性があらわになってしまった。
なんとも恥ずかしいことである。
この投稿も、2週間以上が過ぎて感染者が出なかったことを確認してからの投稿であり、これも私の保身である。

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■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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