「勉強にエンジンがかからなくて」 お参り先でのこぼれ話

2020年11月9日

広島県北では、在家報恩講参りが始まっている。報恩講をわかりやすく言うと、浄土真宗を開かれた親鸞さまを偲ぶご法事のこと。それぞれのお宅でご先祖のご法事をお勤めなさるのに加えて、浄土真宗では親鸞さまのご法事を全国の門信徒がそれぞれのお宅で、また地域・お寺で毎年お勤めすることになっている。700年以上受け継がれている伝統である。仏教・浄土真宗を単なる葬儀の道具(=葬式仏教)にしてしまうのではなく、生きる支え・より所として子や孫に直接手渡していただく意味からも、若い世代をぜひお誘いいただくようにご案内をしている。その年にお葬儀やご法事がないお宅へも参らせていただくことが出来るので、それぞれの近況もやりとりできる素晴らしい仏縁である。

今日は、在家報恩講にある一件へお参りした。「正信偈」を一緒にお勤めし、「御文章」の拝読・ご法話のあと、お茶をいただきながらそれとなく家族の話になる。かつて源光寺の子ども会に通ってくれていた息子さんの話になり、
「中学三年生で受験生ですが、なかなか勉強にエンジンがかかりません」
とお母さんのつぶやき。でも、本人は高校でやりたいことが見つかっているよう。
「目的が見つかっているからいいですね。玄猷さんが応援しているよってお伝え下さい」
と私。別れ際に
「お寺の掲示板を今日張り替えたんです。もし〇〇君と勉強の話になった時、よかったら紹介してあげてくださいね」

「勉強って何のため? それは、自分を磨くため。そして、人の役に立つため」

この言葉は、昨晩読み終わった『手紙屋-蛍雪編』喜多川泰/著 からヒントをいただいたのだ。源光寺門前は、小・中学生の通学路であり、社会人の通勤路にもなっているので、今回はこの言葉。

昨日出会った言葉が、早速人の役に立つなんて!
「人生って不思議なものですね!」

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
仏教書朗読『あなたがあなたになる48章』第23章 福間玄猷YouTubeチャンネル

お悩み相談にげんさんがお応えします ハスノハ(hasunoha)連携 vol.6

仏教説話紙芝居『だいじょうぶだよ へいきだよ』(青少年版 メッセージ動画つき)

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
2020源光寺お盆の法座 https://www.youtube.com/watch?v=h6N7gFrm0wI&t=2549s
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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