お葬儀・ご法事は 子や孫に仏さまの教えを手渡す場  

2020年11月17日

今からおよそ2500年もの遥か昔、インドで仏教を開いたお釈迦さま(釈尊・仏陀・釈迦ともいう)。悟りを開いた35歳から80歳で亡くなる45年間、インド各地を歩きながら「人々が本当に幸せになる道」を説いていかれた。いよいよ自分のいのちが残りわずかであることを悟られたお釈迦さまは、いつもそばについていたお弟子の阿難(アーナンダともいう)に声をかける。

「わしは疲れた。少し横になりたいので、床を用意しておくれ」阿難はお釈迦さまの床を用意しながら、涙ながらに言う。「お釈迦さまがお亡くなりになられたのち、私たちは、何を頼りにして生きていけばよいのですか。どうぞお亡くなりにならず、いつまでも長生きをして私たちをお導きください」
それをお聞きになったお釈迦さまは、「おまえたちには、いつも諸行無常ということを説いて話しているはずである。私もその真理によって、たた死んでゆくのである。私に会いたいと思ったら、私の遺した教えに生きておくれ。私の教えに生きる時、そなたはいつでも私に会うことができるだろう。自灯明 法灯明 これからは、仏法に照らされた自らを灯火として生きていきなさい」(主意)

お釈迦さまのお説法が後のお弟子たちによっては編集され、経典という形で伝えられた。
その経典をお釈迦さまの遺言と仰ぎ、それぞれの煩悩渦巻く娑婆世界を生ききる真の支えとした方々が、多く存在した。そして、「私が亡き後も、この経典を支えにして生き抜いてほしい」と子や孫に願い続けた人々の営みが、まさに仏教の歴史である。
諸行無常の世であっても、数限りない人々の願いと営みによって多くの経典が私の手元に届いている。この不思議さに、感動と慶びを感じている。

(言うまでもないが、故人を偲ぶことでその生きざまも、次世代へ伝わっていく)

(写真は昨年の源光寺サマースクールの一コマ、「正信念仏偈」を称える子どもたち)

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
2020源光寺お盆の法座 https://www.youtube.com/watch?v=h6N7gFrm0wI&t=2549s
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
仏教書朗読『あなたがあなたになる48章』第24章 福間玄猷YouTubeチャンネル

2020「三好春樹さん公開講演会」前半

お悩み相談にげんさんがお応えします ハスノハ(hasunoha)連携 vol.6

仏教説話紙芝居『だいじょうぶだよ へいきだよ』(青少年版 メッセージ動画つき)

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA