寒くてもバイクで配り物 祖父の背中を追う私

2020年12月24日

「おーー、さむー!!」と叫びながら、ハンドルを握る。車ではなく、原付バイクのハンドルだ。かごには、本願寺津村別院(大阪市)発行の月刊誌「御堂さん」が積んである。

「わしゃー、仏法はよう伝えんが、お墓の守は任せんさい」これが源光寺宝池墓苑をひらいた祖父の口癖だった。朝に昼に墓地にあがり、草取りや墓地周辺の整備を続けていた。小柄な身体で墓地を上がり下りする姿は、亡くなって15年経つ今でもご門徒さんの話題にのぼる。その働きぶりは、今の私でも到底マネが出来ないものだった。その祖父が、毎月バイクで配っていたのが「御堂さん」だ。そういえば、雨の日には合羽を着て配っていたなあ。

新型コロナ騒動によって、お寺の活動も他の業種と同じように、新たな試みを求められている。だから、この投稿のようにインターネットを用いた情報発信も続けてきた。これなら、いつでもどこからでも源光寺の活動を知っていただくことが出来て、新たな出会いや関わりが生まれるという大きな利点がある。しかし、このインターネットを用いた情報発信が全ての世代に行き渡っているかというと、そうではない。行政でも話題になる、いわゆる情報弱者だ。「全ての人が、阿弥陀如来に願われ、導かれている」ということをお伝えするには、その伝え方が限定されないように配慮する必要があると思っている。その点からも、インターネットの苦手な方々にとって、この「御堂さん」がとても大切な文書伝道になっているのではないだろうか。さらに、毎月挟み込む「住職雑感」でその時々の源光寺の様子や行事案内などをお伝えすることで、少しでも身近なお寺として感じていただけるのではないかと思っている。

地域によっては、配布を手伝ってくださる方も増えてきて、お寺の法務が多くなった私を助けてくださるので、(毎月の購読料や郵送料なども大きな経費ではあるが)祖父の遺産として、もうしばらく配らせてもらおうと思っている。今年最後の「御堂さん」120部を無事に配り終えて、ホッとした。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
【はじめての浄土真宗】在家報恩講ってなあに?https://www.youtube.com/watch?v=xHJD2KEW8Wg
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
仏教書朗読 『あなたがあなたになる48章』第30章

2020「三好春樹さん公開講演会」前半

2020「三好春樹さん公開講演会」後半

仏教説話紙芝居『だいじょうぶだよ へいきだよ』(青少年版 メッセージ動画つき)

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

 

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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