一枚の絵を見て思い出すこと

2021年1月24日

親戚の火屋勤行(=火葬場でのお参り)に駆けつけたご婦人。収骨後はお寺でお骨を預かってほしいとのご親戚に連れ添って、源光寺においでになった。私は、せっかくだからと本堂にご案内してお骨を預かり、短いお勤めをした。一緒に座っていた小学生や中学生は、内陣を見て「すごいとしか言いようがない」とつぶやき、そのご婦人は、本堂にかけてあった絵を見て「この絵、見たことがあります!!」とうれしそう。
私「ご存じなんですか」
ご婦人「昔、見たことがあるんですよ」
私「これは、親鸞聖人のご生涯を表した絵なんですよ」
ご婦人の連れ合い「お寺さんも、浄土真宗ですか?」
私「はい、浄土真宗本願寺派です」
ご婦人「私、特にこの絵が好きなんです」
私「これは、親鸞聖人がご流罪に遭われた時の絵なんです」

お互い初対面だが、本堂にかけてあった親鸞聖人の絵がきっかけとなって、話が弾んだ。そのご婦人は、これまでにも仏縁があったのだろう。そして、親鸞聖人のお話を聞かれたことがあったのだろう。そのお話の中で、何かしら心に残ることがあったのだろう。しばらく忘れていただろう体験が、1枚の絵を見たことで、ふと思い出されたのだろう。その思いがけない瞬間に、私は立ち会えたのだ。

煩悩渦巻く娑婆世界だが、仏縁の不思議さや有り難さや心強さを思うきっかけが、日々のあちらこちらで感じられる。まさに、仏さまの慈悲に包まれた毎日である。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
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仏教書朗読 『あなたがあなたになる48章』第34章

2020「三好春樹さん公開講演会」前半

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仏教説話紙芝居『だいじょうぶだよ へいきだよ』(青少年版 メッセージ動画つき)

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
はじめての浄土真宗「お寺の法話会へようこそ」

樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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