学ぶ楽しみ 生きる楽しみ

2021年1月27日

私たち僧侶は仏道に生きる者であるが、一般の方からはそれが仕事のように見られているようだ。実際に、公的書類の職業欄に僧侶という選択肢を見たことが何度もある。しかし、私の感覚としては、職業という一括りには出来ないもので、生きざまそのものだと思っている。しかもその仏道は、自分一人で完結するものではなく、時代や周囲の人々と互いに影響し合って深まりゆくものだと思っている。先人の生きざまを通して私が仏道に出会ったように、私の生きざまも意図しないところで、周囲の人々に何かしらの影響を与えているのかも知れない。
私は仏道に生きると同時に、その仏道を伝え分かち合いたいと思う一人である。いったいその道は、「伝える」ものか、それとも「伝わる」ものか。この一文字違いの言葉の吟味と試行錯誤を、長い間続けてきた。

最近、インターネットの動画を視聴する機会が多くなった。そこには、視聴者の役立つ情報をいかにわかりやすく伝えようかと、様々な工夫を重ねている発信者がいる。業種は違えど大いに参考になる動画がたくさんあり、自分の引き出しが次第に増えていくのがわかって、新たな学びがとても楽しい。その学びは、人との関わり方の豊かさにもつながるので、生きること自体も楽しくなってきている。
今晩は、急逝された方のお通夜をお勤めした。新型コロナ騒動でマスクをかけたままのお勤めであったが、今までで一番大きな声でお勤めができた。それは、「声」についての動画をたくさん拝見できたおかげである。そして、学生であるお孫さんも駆けつけた場でのご法話となった。これは、「グリーフケア」に関する動画を拝見できたことで、腹の据わったご法話が出来た。多くの学びを現場で活かすことができ、それがもしご遺族の支えにつながるのであれば、なによりの喜びである。
打ち合わせを済ませた時、葬儀会館の職員さんが「お寺さんは、いろんな配慮をなさるのですね」と声をかけてくださった。「ええ、ご当家にとっては、最初で最後のお別れですから」と私はお応えした。

(写真はYouTube動画の編集作業の一コマです。これら編集作業も、先輩編集者のYouTube動画からたくさん学ばせていただきました)

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
2020「三好春樹さん公開講演会」前半

2020「三好春樹さん公開講演会」後半

仏教説話紙芝居『だいじょうぶだよ へいきだよ』(青少年版 メッセージ動画つき)

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
はじめての浄土真宗「お寺の法話会へようこそ」

樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
仏教書朗読 『あなたがあなたになる48章』第35章

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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