「39の日」 あなたは何に感謝しますか?

2021年3月9日


今日は語呂合わせで、39(サンキュー)の日だそうだ。だれがどのような経緯で制定したかは知らないが、「感謝をする日」とも書いてある。
私は「お通夜・ご法事充実プロジェクト」の一環として、「〇〇さんのすごかったところ」というタイトルのプリントをお通夜(時にはご法事でも)配っている。そして、参列されたご家族・ご親族・会葬された皆さまに、故人のすごかったところを書いていただいている。みんなで思い出を語り合い書き出すことでより深く故人を偲んでいただけるようで、とても好評である。そのプリントは還骨・初七日の際に拝見するのだが、私自身も生きるうえでの様々なヒントをいただくことが多い。

3年前から取り組んでいるこのプロジェクト、実はどのお宅でも書いていない共通の出来事がある。それは、当家にとってあたりまえのことだからだ。人間は、出来事をあたりまえに捉えている時、その「すごかったところ」に気づくことはない。例えば、蛇口をひねったら水が出ること、コックをひねったらガスが着くこと、スイッチを押したら電気が点くこと。日常生活では、これらの一つ一つに「すごい!」と感動することはないだろう。あたりまえだと思っているからだ。そのことを「すごかった」と感じるのは、どんな時だろうか。そう!東日本大震災のような災害時などで、あたりまえに使えなくなった経験をした後に、「すごいことだったんだ」と気づくのだ。そう考えると、本来私たちの生活すべてが「すごいこと=有り難いこと」だらけと気づくことになる。

だから、「生まれてくれたこと」「生きてくれたこと」「つれあいさんと出会ってくれたこと」「私たちを生んでくれたこと」も「00さんのすごかったところ」だったのではないでしょうかと、還骨・初七日の際にお話をしている。そのご法話をうなずきながら聞いて下さった多くのご遺族が、改めて「00さん、有り難う!」と、涙を浮かべ故人を偲んでおられるのだった。

写真は、仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』(英語版)の一コマ 「絵本のお坊さん-福間玄猷YouTube」より

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
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2020「三好春樹さん公開講演会」前半

2020「三好春樹さん公開講演会」後半

仏教書朗読 『あなたがあなたになる48章』第40章

仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』(英語版)
https://www.youtube.com/watch?v=oaltcYtm0lE
福間玄猷 × 夜な夜なZoomバル コラボ企画その1
https://www.youtube.com/watch?v=YmUHZgFEWQw&t=5069s
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
「節分ってなあに?」かけあい法話https://www.youtube.com/watch?v=93neEHRF5Sk
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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