「生きるっちゅうのは、しんどうて、おもろい」

2021年5月15日

この言葉は、毎朝8時から放送されていたNHK連続テレビ小説『おちょやん』の最終回での台詞である。本放送が昨日で終わり、今日は最終週の土曜日版。主人公である千代にはモデルがいる。大正~昭和、そして戦後にかけて活躍した女優・浪花千栄子だ。「大阪のお母さん」と親しまれ、昭和48年(1973)に66歳で亡くなったと紹介されている。

家族で朝食を頂きながら見てきたわけだが、戦中・戦後の場面には特に心揺さぶられた。その当時方々の数々の悲しみ・苦しみ・矛盾・葛藤を通して、新型コロナ騒動のまっただ中を生きている私自身がどれだけ励まされたことか。そして、いくつもの名台詞が聞かれた。冒頭の言葉は、強く印象に残った。あの「おしん」を彷彿とさせる波瀾万丈の人生でありながら(いや、そんな人生だったからこそというべきか)、「生きるっちゅうのは、しんどうて、おもろい」と言えた腹の座りには、感動すら覚えた。今年50歳を迎える私は、まだ千代の境地にはいたっていない。「生きるっちゅうのは、しんどうて、不思議なものやなあ」とつぶやくのが精一杯である。

今晩、広島においても、新型コロナウイルス感染拡大に関わる「緊急事態宣言」が発令された。
明日以降、お寺で予定していた各種行事の中止や延期を決定し、連絡をしなければならない。様々な段取りを考えていた時、ふとある歌のフレーズが頭をよぎった
「いままで生きて 出した答えは 正解よりも 間違いの方が多いよ
僕は間違いながら 大人になって来たんだ
こんな僕の人生の いい事や駄目な事が
100年先で頑張ってる遺伝子に 役に立てますようにいまを生きてる」
「生きてる生きてく」作詞・作曲/福山雅治
映画『ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜』主題歌

さあ、秦 基博さんの歌にも励まされながら、明日を生きよう。

■ご紹介:連続テレビ小説『おちょやん』の物語をもとに書き下ろしされた秦 基博さんによる主題歌
https://www.youtube.com/watch?v=EEWlKshD_R0

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
かけあい法話「おかげさまってどんな意味?」

樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
仏教書朗読『みちしるべ 八正道シリーズ 正見 正しい見方』初心忘るべからず

仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』(英語版)
https://www.youtube.com/watch?v=oaltcYtm0lE
2021年源光寺永代経法座ご法話 その1

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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