クイズ:丸いコンクリートは何をあらわしている?

2021年5月19日

今日は、ビーバーを使った墓地の草刈り。以前、顆粒の除草剤を撒いてみたが、撒き方が少なかったのかその後も草が生えてきた。梅雨入りをした中国地方であるから、これからは雨に誘われてぐんぐん草が伸びるだろう。梅雨の間の晴れ間を利用し、一仕事。ビーバーで刈った後は、刈り残し部分を手作業で抜いていく。

さあ、皆さんにクイズ。1枚目の写真を見て、何か気になることはないだろうか?植栽の根元がコンクリートで覆われていることに気になった方がいるかもしれない。実は、根元のコンクリートにはとても重要な意味があるのだが、この丸いコンクリートは何をあらわしているだろうか?

ココは、中国地方の中山間地、広島県三次市。平成大合併(2004年)では6万人を超えていた人口が、2021年5月には51000人を切っている。ここ最近の投稿でも少子・高齢・過疎という厳しい現実を紹介したことがあるが、川が交通手段であったその昔には、江の川の支流が三次盆地で合流するため、河港として栄え古くから山陰-山陽を結ぶ文化・経済・交通の要衝の地として機能していたそうだ。そして、源光寺があるこの酒屋という地は、その川を見下ろす高台にある。それは、川を見下ろすだけでなく、人々の生活も見守っていたのだろう。つまり、ココに役所があったということ。冒頭にお尋ねした植栽の根元のコンクリートは、その当時(奈良~平安時代と推定)の役所(郡衙)の建物の柱の跡をあらわしている。

その昔は、それぞれの土地の利点や長所を活かして、人々が生活をしていたようだ。 山があり、川があり、田畑がある。まさに土地の恵みを皆で享受しながら、代々にわたって生活が重ねられてきた。しかし、土地の恵みを取り尽くした現代、山や川は災害を引き起こす危険のみが強調されるようになってきた。そして、農業ができる方が減ってしまって田畑は耕作放棄地となり、太陽光パネルの置き場所へと変わりつつある。

時代の流れといってしまえばそれまでだが、私たちは今後、土地(=環境)と人間の関係性をどのように再構築していけるのだろうか。

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投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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