あなたは「うど」を食べたことがあるだろうか。「うどの大木」ということわざは「図体は大きいけれど、役に立たないもの」という意味で使われるが、実際に「うど」は、育ちすぎると食用にならず、茎が柔らかいので木材にはならない。長くて2メートルくらいの草なのだそうだ。
私は「うど」と聞くと、40年近く前の小・中学生の頃にタイムスリップをする。当時、学校までの通学路には田んぼがたくさんあった。田植え後の蛙の大合唱や秋の夕日に照らされて黄金に光る稲穂は目に焼き付いている。台風の風によって倒れた田んぼを見て、心が痛むこともあった。稲刈りが終わり、田んぼがすっかり乾くと毎年そこに小屋が建てられる。藁で作られた「うど」小屋だ。あらためて調べてみると、「うど」にはが3~5月に出荷される天然物と、秋から冬にかけて出荷される栽培物があるのだそうだ。私が見ていた小屋の中では、栽培物のうどが育てられていたのだろう。よその田んぼだったので、私はその小屋の中に入ることはなかったが、わんぱく小僧たちはときおりその中に入って遊んでいたようだ。きっと、楽しかっただろう。
今では故郷に帰るたびに、町の様子が変わっていく。「うど」小屋はもちろん、田んぼそのものを見ることもほとんどなくなり、いつのまにか住宅地が増えてきた。車で通りがかるからか、通学路の見え方も何か違う。当時通っていた新築の中学校も、見るからに年数を感じるような外壁の様子で、何とも不思議な気持ちになる。
「これはなんですか?」
「00スーパーにうどがあったから買ってきたよ」
と母が夕食に出してくれた。酢水につけてあった「うど」。とても、爽やかな後口。旬ならではのおいしさだった。
うどを食べながら、友達と遊びながら帰った通学路や町の駄菓子屋のおばあちゃん、行きはよいよいだけど帰りはしんどくなる上り坂、機械の音が毎日賑やかな鉄工所など、当時のままを思い出すことが出来た。
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