先生やお母さんたちとの絵本談義が楽しい

2021年6月28日


「あ、げんさんが来た!」
子どもたちが口々に迎えてくれる。地元の小学校に、「絵本の読み聞かせボランティア」として訪れた。昨年は、新型コロナ騒動のため外部からの来訪者を極力減らすとの方針により、実施されなかった読み聞かせ。今年は、校長先生のご判断で従来より5分短い時間(15分間)で実施されるようになった。今年度初めての読み聞かせは、3年生を担当。その教室に入った時、かつて1年生だった子どもたちの成長ぶりに目を見張った。感染予防としてマスクをしているため、お互いの表情や感情が受け取りにくくなっている。だから私は、「読み聞かせに来ることができて、とても喜んでいること」「子どもたちの応援団であること」をまず紹介した。子どもの心が少しほぐれたところで、絵本を一冊。この日準備したのは、『ねこの看護師ラディ』。「看護師とはどんな仕事ですか?」「その他にも介護士や医師という仕事がありますが、どんな仕事ですか?」などと子どもたちの興味・関心を引き出しながら、一人ひとりのつぶやきを聞き合う時間を創っている。「インターネットで調べることも出来るけれど、この仕事をしている人に直接インタビューしてみるといいですね。きっと、インターネットに書いていないことも教えてもらえると思いますよ」と、世の中の大切な仕事についても視野を広げていく。「さあ、皆さんの大きな拍手がないと、この絵本は開かないことになっています!」「パチ パチ パチ」

読み聞かせが終わると、校長室に立ち寄る。お茶を頂戴しながらその日の記録を記入し、読み聞かせメンバーと絵本談義。自分が選ぶ絵本は、いつの間にか好みが偏ってしまう。だから、先生やお母さんたちが選んだ本を教えてもらい子どもの反応などを聞かせてもらうことで、私の視野も広がり様々な発見がある。絵本という共通の話題があるから、話題もぐんぐん広がっていく。とても、楽しい時間である。その絵本談義で教えてもらったのが、こちら。その日のうちに、ポチリ。そして今日、届いた。
プレゼントと聞くと、「記念日や誕生日などに、身近な人からもらう品物」を思い浮かべる私たち。しかし、この絵本では、まったく別の意味が記されてあった。この絵本を読み終えた時、過ぎ去った過去やまだ来ぬ未来に振り回されて、一瞬一瞬の今を充分に生ききっていますか?。そんな鋭い問いかけが、私に届いた。

絵本は、とてもわかりやすい言葉で綴られている。自ずと心がホッとするような優しいタッチの絵。
「絵本は人生のリハーサル、同時に人生のふりかえり」
絵本は、子どもだけのものではない。大人である私たちにとっては、これまでの日暮らしをふと振り返り、大切な物・事を再発見するきっかけとなる。
いつの日か、純粋な子どもの心を持った大人の人たちと、絵本の読み語りが出来ないものかと思案を重ねているこの頃である。

■ご紹介:「まいにちがプレゼント」いもとようこ/作・絵 金の星社/発行
https://www.kinnohoshi.co.jp/search/info.php?isbn=9784323024677

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
かけあい法話「お坊さんってなあに」

仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』(英語版)
https://www.youtube.com/watch?v=oaltcYtm0lE
『みちしるべ 八正道シリーズ 正思惟 正しい考え方』仏の教えは中道である

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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