3年前・10年前が思いだされて 胸が苦しい

2021年7月5日

静岡県熱海市で発生した土石流災害の報道を見ながら、ちょうど3年前を思い出した。2018年6月末から降り続いた大雨によって発生した西日本豪雨災害。更に、10年前の東日本大震災で引き起こされた津波の様子が重なって見えた。今回の甚大な被害は、まさに山津波だ。復興支援に足を運んだそれぞれの被災地は、今まさに復興途上である。
現地の様子が気になるため報道を注視していたが、あまりの被害の大きさに胸が苦しくなってくる。とうとう、テレビのチャンネルを変えてしまう。しかし、現地の方々は、チャンネルを変えるどころか、これから数年この地の移り変わりを見続けなければならないのだ。私がどれだけ思っても、「その人と同じ立場に身を置くことができない」事実を、またしても痛感する。

今回の土石流災害について当てはまるかどうか現時点では不明だが、被災地の歴史を丁寧にひもとくと、過去にも同じような災害があり、その悲しみの中で生き抜いた先人が様々な警鐘を遺していたと気づくことがある。ただ、その警鐘に気づくのはたいていの場合、災害発生後であることが多いのだ。つまり、先人の警鐘が充分に活かされない。だから、被災された人にとって「まさか」としか思えないのは、ごく自然なことだろう。先人にとっては、なんとももどかしいことだろう。

いのちの生存に関わる72時間をまもなく迎えてしまう今は、行方不明の方々の救助・救出、そして負傷された方々の治療、避難された方々の寝食の確保が最優先となる。消防・警察・自衛隊・行政職員の皆さまが、昼夜を厭わず対応してくださっている。新型コロナ騒動下の災害であるため、今まで以上の配慮が必要となるだろう。疲労の度合いも、桁違いに増えているだろう。

これからの復旧・復興を考えると、気が遠くなるような甚大な被害だ。被災された方々に心からお見舞いを申しあげると共に、最前線の皆さまが倒れてしまわないよう、人的サポートがスムーズに行くことを切に願っている。それらに、復旧の道筋が見えた後は、どのような要因によって今回の土石流災害が発生してしまったのか、十分な検証が求められる。その検証は、今後、全国各地の防災にきっと役に立つと確信する。

さて、私は、どのような形で現地の皆さまを支援することが出来るだろうか。

■ご紹介:「ワンちゃんありがとう…」自衛隊の救助犬、熱海の被災地で泥だらけの捜索続ける
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dd9fb1fe64ac86375a193a3d38e8e95ab6e7969

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
かけあい法話「世界最古のお寺」

仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』(英語版)
https://www.youtube.com/watch?v=oaltcYtm0lE
『みちしるべ 八正道シリーズ 正思惟 正しい考え方』実るほど頭の下がる稲穂かな

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA