七夕だけど、各地で雨 被害が広がりませんように

2021年7月7日


静岡県熱海市での土石流災害に続いて、今日は、島根・鳥取両県での豪雨被害が報道されている。こちら三次市でも、断続的に強い雨が降っている。ここ数年は、梅雨明け前の災害が毎年のように発生している。各地での復興が完了しないうちに、次から次に被災地が増えていく。本当に心が痛む。

3年前の西日本豪雨災害(7/6)では、三次市も被害が出た。かつて、自衛隊が災害派遣された昭和47年豪雨災害に匹敵する雨量によって、150件を超える床上浸水を始め、600カ所近い道路や河川の被害を数えた。ボランティアとして、家財の運び出しに従事したことを思い出す。内水による被害もあったと聞いている。一時的に集中した降雨によりポンプによる排水が間に合わず、当時、避難所とされていた市民ホールの敷地も浸水し、避難のために駆けつけた方々の車が使えなくなったとも聞いた。

近年、自然環境の変化とそれに伴う気象の変化により、これまでの想定を超えた被害が見られるようになってきた。三次市としても、あの日以来、改めて危機管理に力が入れられるようになってきた。6月には、市主催による大規模な防災訓練が行われたようだ。併せて、住民に対してもハザードマップを確認するようにと、告知が流れていた。私もWeb上で確認してみた。すると、これまではなかった「ため池」関連のハザードマップが新しく作成されていた。 ここは市内と比較すると、やや高台にある。大きな川がないため、昔から農業用水に苦労した地域である。だから、地域住民がみんなでため池を掘り、その管理を続けてきたのだ。そのおかげで、お米作りが可能となってきた。ただ、近年は、少子・高齢・過疎のため、農業従事者が減少し、田んぼそのものが減り、ため池や用水路の管理も困難になってきている。地震や豪雨による、ため池の決壊という防災上の懸念も増大している。お寺にいる時は大丈夫であっても、お参り先で被災することも十分に考慮しなければならないのだ。

今回さらに、源光寺が「地域避難所」に指定されていることも判明した。これまで、私自身は地域のコミュニティーセンターか地元の小学校に避難するものと考えていたため、少し驚いた。どのような経緯で指定されたのか、また、「地域避難所」としてどのような対応をすればよいのか、よくわかっていない。すべて行政頼みではいけないから、ほかの地域での災害を他人事とせず、自分たちでできることを一つ一つ整えていこう。

皆さんの中で、同じように「地域避難所」の指定されているお寺などがあれば、備蓄している品物、万一の連絡体制、人的協力体制などの情報共有をさせていただけるとうれしい。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
かけあい法話「世界最古のお寺」

仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』(英語版)
https://www.youtube.com/watch?v=oaltcYtm0lE
『みちしるべ 八正道シリーズ 正思惟 正しい考え方』実るほど頭の下がる稲穂かな

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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