綿100%を卒業

2021年7月19日

この歳(あと1ヶ月と2日で50歳)まで、下着やパンツは「綿」と決めていた。自然素材で、肌にも負担が一番少ないと思っていたからだ。幼い頃、化繊の下着は、肌触りがチカチカして到底着られるものではなかった。だから、富士山登山に向けた準備会のおりに「綿の下着は厳禁!」とガイドさんから指導を受けた時は驚いたし、とても抵抗があった。「綿の下着は、汗をかいたあとにその汗で体を冷してしまう」とのことだった。山歩きをしてみると、「綿の下着でなくてよかった」と何度も実感した。化繊の下着にすると、汗が早くに乾燥するから、下着が肌にまとわりついたり、汗で身体が冷えることがないのだ。でも、山歩き以外はずっと綿の下着を愛用してきた。

その私がこの夏、綿100%の下着を卒業した。汗をかくことが多い私。夏だからそれは自然なことだと思ってきた。しかし、かいた汗で肌が蒸れたり、かゆくなることが長年気になっていたのだ。時には薬を塗ったりして対処していた。そんな私がふとしたきっかけで、某社・エアリズムの下着を思い出し、パンツも替えてみようと思った。山歩きの時にはいていた、綿と化繊混紡のパンツを引っ張り出して履き替えてみた。意外と気持ちがよい。幼い時に感じていたチカチカした感覚もなく、汗でまとわりついたり、蒸れたり、かゆくなることはなかった。夏なのに、こんなに気持ちの良い感覚には不思議な気がした。こんなことだったら、もっと早くに卒業すればよかったな。この体験をしてから、綿100%のTシャツも卒業した。化繊混紡のシャツを探しに、ショップをのぞいた。

小さい頃からの習慣というものは、生涯にわたって強い影響力がある。ただ今回のように、ふとしたきっかけでこれまでの習慣を卒業することになった。きっと、衣料品の品質向上にも助けられたのだろうと思う。様々な選択肢が増えた時代であるとともに、手軽に購入できる時代になっていることにも、感謝したい。「私は、00だ。昔から**だった」という経験則に縛られずに、時には新たなチャレンジをしてみても、面白いかもしれない。

さあ、綿100%のパンツは、冬になるまで引き出しの奥の方にしまっておこう。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
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2021年源光寺永代経法座ご法話 その1 https://www.youtube.com/watch?v=9gMcPa0WCLc&t=128s
仏教説話『だいじょうぶだよ へいきだよ』(英語版)
https://www.youtube.com/watch?v=oaltcYtm0lE
『みちしるべ 八正道シリーズ 正思惟 正しい考え方』実るほど頭の下がる稲穂かな

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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