田んぼさまざま 人生もさまざま

2021年8月24日

毎月の配り物のために、地域を回った。この時期には珍しい長雨が続き、お米や農作物の影響が気になる。雨上がりの道をバイクで走りながら、あちこちの田んぼを見てまわった。同じ時期の田んぼであっても、これだけ様子が違うのだ。品種の違い、田植え時期の違い、肥料の加減、水の当て方・・・。これだけたくさんの田んぼがあっても、お米作りの手順が全て同じということはあり得ない。そして、その田んぼの背景にはそれぞれの農家のドラマがあるのだ。一件ずつのかけがえのないドラマが。一枚づつの田んぼ、一件ずつの農家、そして一人ひとりの人生。共通点は多いだろうが、全く同じと言うことはない。だから、「田んぼ」「農家」という一言でまとめてしまって、わかったつもりになってはいけないと思った。

『御堂さん』配りのあとに、満90歳で亡くなられた方のお通夜をお勤めした。最近では珍しくなった、ご自宅でのお通夜だ。子ども・孫・曾孫までが集まったお通夜。こんな言葉かけから、始めた。「今日のお通夜の目的の一つは、故人を偲ぶと言うことです。偲ぶとは、それぞれの思い出を思い出し、語り、聞き合うことです。(中略)00さんと、どんな思い出がありますか。今日思い出すもの、言葉に出来るものからお聞かせください。私の先入観・思い込みでご法話を進めないためにも、ぜひインタビューをさせてください!」涙を浮かべながら語られる様々な思い出。私が初めて耳にするエピソード。多感な時期のお孫さんも、それぞれの思い出を聞かせてくれた。そして、その後のご法話もこちらを向いて真剣に聞いてくれていた。遺された方々にとっても、私にとっても大切な仏縁だった。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
2021源光寺お盆の法座-編集途中 https://www.youtube.com/watch?v=lGVbdy0cCmA
2021年源光寺お盆のかけあい法話「お盆ってなあに?」

『みちしるべ 八正道シリーズ 正精進 正しい努力』
人間に生まるること 大いなるよろこびなり

築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA