この時期の急な発熱に焦った!! もしかして?

2021年9月6日


8月末の日曜日、夕方のお参りを1時間前に控えた頃、急に体がほてり始めた。気になって熱を測ると、なんと37.8度。慌てて測り直しても、37.7度。この時期の急な発熱に、本気で焦った。「もしかして、コロナか?!」ご門徒さんのお宅に電話し、事情を説明。そのお宅は、年に一度のご命日に必ずお参りをご依頼いただく。社会人となった子どもたちも、その日にあわせて大集合。私自身も、その再会が楽しみなだけに、お参りをお断りすることが申し訳ない。ただ、私に万一のことがあったら、その門徒さんご家族にも心配や迷惑をかけてしまう。反対に「お大事にしてくださいね」と声をかけられた。「よく気をつけていたのに。ワクチン接種も、2回済んでいるのに。どこで、もらったんだろうか・・・。」いろんなことが頭を巡る。

次に、夜間休日等医療機関へ電話。現状をお伝えし、「PCR検査をしていただけますか?」と尋ねると、さらに私の症状を聞き取ってくださったあと「今日は休日ですから、今から来ていただいても結果が出るのは明日になります。体の状況が著しくひどくなければ、明日地元の医療機関で検査を受けても結果が分かるタイミングは、あまり大差がないかもしれません。もし、今晩再びこちらに来られるようでしたら、受け入れ体勢を整える必要がありますので、前もって電話をかけてください」などと、丁寧に説明をしてくださった。確かに、熱は高いし鼻水は出るが、それ以外は大きな症状がないため、その日は家でそのまま養生することとした。ただし、万一を考えて、その日から別室での仕事と食事。お風呂はやめて、そのまま就寝。(お参りなどのお寺の仕事は、その日以降数日入っていなかった!)

次の日、朝一番に地元のクリニックに電話。「PCR検査を受けさせて下さい」と頼んだら、「一般の患者さんが増えるまでに来てください」と言われ、直ちにクリニックに駆けつけた。渡された検査キットを車中に持ち帰り唾液を採取、そして提出。「早ければ今日の夕方、遅ければ明日には結果が出るでしょう。結果は、福間さんの携帯にかけさせてもらいます」自分自身のことはもちろん、家族やこれまでお参りさせていただいたご門徒さんのことも気になった。クリニックの先生に「もし、私が陽性だったらどうしたらいいですか」と尋ねたら、「陽性の場合は、保健所から指示が入ります」と教えてくださった。先生も忙しそうだったのでそれ以上細かいことは聞かなかったが、色々なことが頭を巡り落ち着かなかった。そして、その日の夕方、私の携帯電話が鳴った。クリニックの先生からだ。「福間さん、結果は陰性でした」私は、思わず先生の言葉を復唱した。「陰性ですね」先生は「そうです。陰性です。つまり、大丈夫ということです」と言葉を重ねてくださった。ほっとした。すぐ、家族に報告。みんなで拍手をした。離れて過ごす子ども達も気にかけてくれていたので、lINEで報告。しかし、疑陰性という可能性もゼロではないので、その日の夕食までは、別室で食べた。もちろん、お風呂も最後。

大変な状況の中でも、それぞれの現場の方々が丁寧に説明をし、適切な対応をしてくださった。とても、心強かった。昨日お参りを休ませていただいたお宅にも、陰性の報告をした。「また、いつでも参らせていただきますので、遠慮なくご連絡ください」と伝えて、電話を切った。

途端に、違う問いが湧いてきた。「では、昨日のあの高熱の原因は、何だったのだろうか」お盆過ぎに急に暑さがぶり返したことによる風邪ということにしておこう。数年ぶりの高熱で、しかもこのタイミングでの発熱に心底びっくりしたが、2日後にはすっかり熱も下がり、一安心である。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
2021年源光寺お盆のかけあい法話「お盆ってなあに?」

かけあい法話「すべては縁起」 https://www.youtube.com/watch?v=UiWpAJmMGWw
『みちしるべ 八正道シリーズ 正精進 正しい努力』
摂取不捨の光明は 念ずる所を照らすなり

浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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