シャンプーがいのちのリスク!?

2021年9月11日


源光寺の番犬を務めてくれている「小太郎」。「私がきちんと世話をします!」と言った娘は、当時小学生。今では、親元を離れて学生生活。残された家族で、世話を続けている。愛護センターから引き取って以来、ずっと外飼い。近年のペットブームからすればいろんな意見があるかも知れないが、いつの間にか10年以上が経過した。最初は小さかったので「小太郎」と名づけたが、もう20キロを超える中型犬に成長している。夏の暑さも乗り越え、食欲も戻ってきた。ただ、「最近、小太郎の匂いが気になってきたね」との家族の声。「そういえば、シャンプーなども長い間していないね」「家で、こんなに大きくなった小太郎のシャンプーが出来るだろうか?」情報収集のために、「犬  シャンプー」などと検索して、YouTubeを視聴。その多くは、小型の室内犬やペットショップでのシャンプーの様子が配信されている。

今回の「小太郎」のように、外飼いで20キロを超えたしかも水が嫌いなる犬を上手に洗っている動画は見当たらなかった。また、動画の中では、シャンプーの際の注意事項が紹介されていた。例えば、お湯を使うこと。洗う順番を気をつけること。犬に負担をかけないように短時間で終わること。しっかりと乾かすこと。「小太郎」と私。慣れていない者同士なので、不安が大きくなった。「そうだ、プロの手を借りよう!」いつも注射などでお世話になる地元のペットショップに、シャンプーの予約。

予約の日に行くと、受付の方がこんな話をしてくれた。「小太郎」は、高齢であること。これまで、ほとんどシャンプーの体験していないこと。以前、フィラリアにかかっており、心臓が弱っていること。慣れないところ・慣れない人によるシャンプーであること。などが重なり、「小太郎」にとっては相当のストレスになること。場合によっては、シャンプー後に体調不良、時には心停止などいのちに関わることがある。だから、私たちとしてはお勧めしない。さらに、「犬にとっては、人間がお風呂に入って気持ちが良いなあと感じるものとは全く違うのです」とも言われた。「シャンプーがいのちに関わる場合があるなんて!!」私は、全く知らなかった。中途半端な思いつきで、強行しなくてよかった。(一時期は、ホームセンターで犬用シャンプーを買って、洗ってみようかとも考えていたのだ)ペットショップで教えていただいて、本当によかった。だから、シャンプーはやめてお勧めの電解水で「小太郎」の汚れを取ってもらうことにした。あわせて、フィラリアの予防注射をお願いした。

私は、「小太郎」を預けている間に、犬小屋の修繕や周辺の掃除をしてみた。犬小屋を移動させ、これまでにたまっていた毛を集めて掃き掃除をして、水を撒きブラシをかけ、しっかり乾燥させた。最後に、スプレーでアルコール消毒。「小太郎」を迎えに行くと、「慣れない場所だったので、吹き上げのタオルも嫌がっていました」と様子を聞かせて下さった。ブラシをかけて下さったので、毛並みがきれいになり、匂いもしなくなった。「小太郎」の手入れと犬小屋の掃除のおかげで、「匂いがしなくなったね」と家族も大喜び。

改めて、小太郎について多くのことを学んだ一日だった。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
2021年源光寺お盆のかけあい法話「お盆ってなあに?」

かけあい法話「朝のあいさつはなあに?」 https://www.youtube.com/watch?v=9liD3K_o9Rg
『みちしるべ 八正道シリーズ 正精進 正しい努力』
摂取不捨の光明は 念ずる所を照らすなり

浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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