出番がなかった花火? 青臭い理想

2021年9月13日

おそらく、週に一度は覗いている地元のホームセンター。大工道具はもちろん、事務用品・衛生用品・ペット用品・電化製品・農業用品、さらには花の苗や生花まで、品揃えが豊富である。7月中頃からだったろうか、入り口には大きな花火セットが置いてあった。花火を見たら、多くの人が「夏」を連想し、心がワクワクするのではないだろうか。あの頃、私もそうだった。花火を見れば、夏休み・サマースクール・里帰り・お盆参り・バーベキュー・そうめん流し、そして夜の花火大会が、自然と思い出される。それぞれの近況報告を兼ねて家族・親族が集う場に、花火は定番である。

しかし、9月に入っても同じ場所に陳列されている花火セットを見て、悲しくなった。なんと、半額近くも値引きされていたのだった。昨年からの新型コロナ騒動に加えて、お盆前後の長雨、延長された緊急事態宣言。「お盆には雨でお墓参りが出来なかったから、せめてお彼岸にはお参りがしたい」と願っている人々にも、多くいただろうに。私たちは、自然や世界や地域・経済、そして政治などの様々な影響とは切っても切り離せない中で日々の生活があるのだ、と改めて感じた。
かつて「人生には、3つの坂がある」と聞いたことがある。それは、上り坂・下り坂・「まさか」だ。「まさか」とは、新型コロナ騒動がその典型だろう。いつでも会えると思っていた家族・親族・友人と、気軽に会えなくなった。お見舞いだけでなく、臨終に駆けつけられない、通夜・葬儀であってもお参りが出来ない。国民皆保険が整っているこの国において、医療にかかることが出来ず亡くなってしまう。このような現状を、かつて誰が想像できただろうか。

ああ、なげいているだけではいけない。私は、これらの「まさか」から多くのことを学び、わずかずつでも、より良い地域や世界や政治を創造していきたいと、青臭い理想をつぶやいている。今晩のお通夜も、丁寧に勤めよう。あ!昨晩涙しながら見た『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の影響か?

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
『みちしるべ 八正道シリーズ 正念 正しい念い』
華を飾る道にも さとりのことばがある

浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
かけあい法話「朝のあいさつはなあに?」 https://www.youtube.com/watch?v=9liD3K_o9Rg

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA