お寺の子ども会で 楽しいスクラッチアート

2021年9月25日

広島県内は緊急事態宣言発令中だが、三次市内の感染者もここ数日報告がないし、小中学校も普段通り。今日は、月1のお寺の子ども会。7月のサマースクール以来だから、子どもたちがお寺に来るのは、久しぶりだ。11名の子どもたちが来てくれた。お勤めとご法話はいつも通りだが、問題はゲーム。以前なら、学年の境を超えてチームを作り、みんなで力を合わせた対抗ゲームなどで盛りあがる。ただ、新型コロナ騒動以降は、「3密を避ける」ことが必要不可欠となっている。かといって、「密になってはいけません!」と何度も注意するのは嫌なので、密にならなくて良いプログラムは何だろうかと考えるようになった。(これが、案外難しい)

そこで、今月のゲームの時間はクラフトに切り替えて、「スクラッチアート」に挑戦した。「スクラッチアート」を知らない人も、スクラッチカードなら知っているだろう。コインで黒や銀色の部分を削ると、数字や言葉が表れてくるカードのことだ。そのカードが進化して、今やアートとなっている。黒いスクラッチ面を専用のペンや竹串などで削っていくと、下地のホログラムや絵が現れる新感覚のアートのことだ。昨年は色紙サイズを初めて試みたが、今年は葉書よりも一回り大きなサイズに挑戦。ほとんどの子どもたちが、一時間程度でアートを完成させた。

この「スクラッチアート」は、ご門徒のおばあちゃんから教えてもらった物だ。「新型コロナ騒動以降、家に閉じこもりがちな母に勧めてみたのです」と、離れて住んでいる娘さん。そして、ご自身が仕上げた作品をうれしそうに見せてくれた方は、80代。スクラッチを削っていくだけだから、あまり考えることなく集中して取り組めて、出来上がったらきれいな作品として飾れる。そんな充実感が、心地よいようだ。月参りでその作品を見せてもらい、購入先を教えてもらい、子ども会にと準備してみた。手先が器用なこの方は、これまでにも「スクラッチアート」だけでなく、いろんな作品を作り、親しい方にたくさんプレゼントをしてこられた。源光寺にも、「連鶴」が寄贈されている。

一言もしゃべらず、ひたすらスクラッチを削り続ける子どもたち。普段の生活では、学校の宿題や習い事などで追われ、ゲームやインターネットなどの誘惑が多い子どもたち。お寺という第3の場所で、思わず集中して取り組めて、その成果が自分にもわかりやすい「スクラッチアート」。いつもと違う体験で、きっといい思い出になったことだろう。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
【はじめての浄土真宗】「正信念仏偈」現代語訳を聞くhttps://www.youtube.com/watch?v=XHidnswZxQM
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
かけあい法話「つながりに気づいておくれ!」 https://www.youtube.com/watch?v=nv586E3fsyE
『みちしるべ 八正道シリーズ 正念 正しい念い』
袖振り合うも他生の縁 https://www.youtube.com/watch?v=pCxPH6oW_48

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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