墓地がきれいになって、私もうれしい

2022年1月29日


ここ数日、墓地の掃除に時間を割きました。当山の墓地は、交通の便が良いためかお墓参りをされる方が多いようです。ただ、「枯れた花はお持ち帰り下さい」と看板を立てても、置き去りになることも多かったのです。私は、内心腹を立てたり、悲しくなったり。あまりのゴミのたまりように、ようやく腰を上げて本格的な掃除をしました。

これまで、3カ所に分かれていた枯れ花置き場を一つにまとめました。本当は置き場を全てなくしたいのですが、遠方から車でお参りされた方が「枯れた花は持って帰ることが出来ない」とおっしゃる声もありましたので、1カ所だけ残すことにしました。これまで少しずつ積み重なっていた2カ所のゴミをすべて処分して、更地にしました。今日は、2時間ほどかかりましたが、ようやくすっきりとなりました。

「過去と他人は変えられない。将来と自分は変えられる」
掃除をしながら、こんな言葉が頭の中によみがえってきました。これまでは「なんで、枯れた花を持って帰ってくれないんだろう」と他人を批判していました。しかし、枯れた花がたまるまで置いていたのでは、見かけも悪いし、それを見た私も気分が悪くなるし、いざ片付けるとなると時間がそれだけ多く必要になります。たとえば1週間おきなど頻繁に墓地に上がり、少ないうちに家庭ゴミとして処分したらいいのではないか、と新たなアイデアが浮かんできたのです。

さらに、生前、毎日のように墓地の清掃をしていた祖父の姿が思い出されました。「わしゃあ、み教えを伝えることはできんが、墓地の管理は任せんさい」と、常々口にしていた祖父でした。自分の退職金をつぎ込んで山を切り開き、現在の墓地を整えた祖父。だからこそ、思い入れも強かったのでしょう。1日に何度も上がり、細々と墓地の整備に取り組んでいたようです。

この度、思い切って墓地の掃除に取り組んだことで、数年来の念願が叶い、とてもきれいになりました。私自身も、うれしかったです。ここ数日の掃除でいろんなことを考え、祖父の在りし日を思い起こすこともできました。こんな近くに、素晴らしいお手本があったんですね。これからは、祖父の真似をしながら、きれいな墓地の維持に心を向けていきたいと思いました。

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投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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