「源光寺さんのご法話が聞きたい!」お彼岸の中日の一コマ

2022年3月21日

あるご門徒さんの月参り。5月で1周忌をお迎えなさるそのお宅に寄せていただくと、お彼岸ということもあり、たくさんの方が参ってくださっていました。亡きご主人の中学当時からの大親友をはじめ、娘さん、お嫁さん、お孫さん、ご家族ぐるみでお付き合いをされている美容師さん。

「源光寺さんのご法話があると聞いて、駆けつけました!!今日は、お仕事も休みでしたからよかったです」
とは、美容師さんのお言葉。

昨日、ある出来事で気分が落ち込んでいた私ですが、こんな風に声をかけていただけると、また元気が出て来ました。ほんと、単純な自分に苦笑い。
この美容師さんは、私が三次に嫁いで以来、源光寺のファンでいてくださる方なのです。あれから20年以上経ち、少しは成長した姿を見ていただけるでしょうか?やや緊張している自分に、気づきました。

やっぱり、僧侶とご門徒さんも人間関係が要になりますね。こちらがどれだけの熱意を持っていても、それを受け取ろうとしてくださる方と出会えなければ、こちらの気持ちも次第に萎えていきます。反対に、熱心に質問をし「本当のもの」を求めようとしてくださる方に出会えたなら、こちらもさらに刺激を受けますね。お伝えし分かち合えるように、いろんな工夫を重ねようという気持ちが湧いてきます。こちらのお宅は、まさに後者のようなお宅です。先月の月参りでは、同じお宅で「彼岸とはどんな意味がありますか?」というお尋ねを受けていました。その時は、お墓参りや太陽の動きなどを紹介しながら、お応えをしました。

今日は、同じ彼岸というテーマではありますが、少し切り口を変えてお伝えできるよう紙芝居を持参したところでした。その紙芝居は、中国の善導大師が著された『二河白道』のたとえを元に仕上げたものです。煩悩から片時も離れることが出来ない私であるけれども、その私を目当てに時空を超えて届いている阿弥陀如来の光といのちに気づかせていただける、とても心強い説話です。

何度も、うなずきながら聞いて下さいました。そして、お参りされた方すべてが「初めて聞きました」「有り難い話でした」などとつぶやいてくださいました。「2022年3月21日に、〇〇さんの月参りで一緒に聞いたよね」という共通の思い出となってくださるならうれしいです。『二河白道』は奥深い説話ですから、1回のご紹介ですべてを受け止めていただくことは難しいですが、この1回が問いや疑問を生み、一人ひとりの仏縁の更なる深まりになってくださるなら最高の喜びです。

今日の『二河白道』は、後日「絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeチャンネル」で配信予定です。
どうぞ、お楽しみに。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
浄土真宗の仏事作法4 焼香の作法 https://www.youtube.com/watch?v=vZ_Y4Goy-sI
『新々みちしるべ 菩薩シリーズ』慈悲-観世音菩薩
仏教書朗読「避け難いことを 避け難いと知る」 https://www.youtube.com/watch?v=gQydEA5ljaU
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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