本日の投稿の大前提:
たった一人であっても、殺されてよいいのちはありません。それが一ヶ月で、数字にするにも震えが来るほど多くの方々がこの戦争で亡くなり、また怪我をし、生活の安定を奪われています。
直ちに戦争はやめるべきです。
さて、冒頭の言葉は、あの有名な書家・相田みつをさんの名言です。ご存じの方々も多いことでしょう。
私自身も、桜の開花時期になるといつも思い出す言葉です。
咲いた桜の美しさを愛でる人は多いけれど、花が咲くその日までそれぞれの木々が準備を重ねてきたことに思いを馳せる人は、あまり多くありません。せめて私は、その見えない部分にもしっかりと思いを馳せることが出来る人でありたいなあと常々思っています。
しかし、私のその思いは、とても中途半端だったことに気づいたのです。
それは「ロシアとウクライナの戦争」がきっかけでした。今日で1ヶ月が経ってしまいました。私は、ロシアとウクライナに関わる報道を目にするたびに、様々な感情がわき上がってきます。「悲しい」「つらい」「ひどい」「あってはならない」「かわいそうだ」「戦争反対!!!」・・・。時には、この理不尽な現実に、大声を張り上げたくなる衝動に駆られることもあります。
数日前の研修で「座右の銘がありますか?」と問われ、この言葉は、いくつか書き出した座右の銘の一つなのです。書き出していろんな説明を受けている間に、ふと気づいたのでした。
桜については表には現れない根まで見ようとしていた私が、「ロシアとウクライナの戦争」については、表に現れている枝や幹ばかりに目が奪われていたことを。
日常の出来事の中で、喜びや楽しみは客観的に捉えることが出来るけれど、苦しみや悲しみについては、どうしても感情に振り回されてしまうのだと気づいたのです。
ことわざに「盗人にも三分の理」というものがあります。今回の「ロシアとウクライナの戦争」にぴったり当てはまるかどうかはわかりません。しかし、物事は「すべて、直接原因(因)と間接原因(縁)が複雑に絡み合って生まれ、起こっている(=因縁生起)」という仏教の道理に照らしたならば、プーチンにも彼なりの行動の背景があるということです。その背景(=根)を丁寧に観察する手間を省いてはいけないということです。感情や世論に振り回され、一方的に善悪の判断を押しつけてしまうなら、本当に覩たことにはならないのです。
それと同時に、他国の問題と考えている私たち一人ひとりの中にも、同じ根(=怨みという気持ち)を抱えている事実から目を背けてはなりませんね。
さらには、より良い今後(=果)を創造するため、どのような因や縁を整えることが出来るか、についても模索を始めたいのです。「なげくだけでなく 新たな創造を」
■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
浄土真宗の仏事作法4 焼香の作法 https://www.youtube.com/watch?v=vZ_Y4Goy-sI
『新々みちしるべ 菩薩シリーズ』慈悲-観世音菩薩
仏教書朗読「避け難いことを 避け難いと知る」 https://www.youtube.com/watch?v=gQydEA5ljaU
■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。