CCプラザ有り難う! 最後に大切な映画「ひまわり」を見た

2022年3月30日


1972(昭和47)年、ここ三次では、県北初の大規模ショッピングセンターとして「みよしCCプラザ」がオープンしたそうです。私が生まれた翌年にあたります。CCとは、コミュニティー&カルチャーを意味しており、地域との共生・文化の場として大変親しまれてきました。オープン3ヶ月後には、豪雨による6メートル以上もの浸水被害に遭いながらも、早期に営業を再開し地元を元気づけてきました。

私自身も、各団体の事務局として節目の大切な行事の会場として使わせていただき、思い出深い場所となっています。(写真が探し出せず、残念です!)
たとえば、二胡奏者・姜暁艶さんをお招きした「三次組仏教婦人連合会結成40周年記念大会」、
母校である大谷大学・小川一乗元学長をお招きした「県北仏婦ビハーラ活動の会研修会」、
劇団ショーマンシップ座長・仲谷一志さんのひとり芝居をご披露いただいた「三次組仏教壮年会連盟結成30周年記念大会」など。
また、当時所属していた県北若手僧侶の会「白鵠会」では、プラザ内の文化教室を借りて「仏教セミナー」を担当したこともありました。

そして、閉館間近の3月25日には大切な方からの思いがけないお誘いを受けて、映画「ひまわり」を観に行きました。この度は、レストア版を覩ることが出来ました。私は知らなかったのですが、主演がソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニで、イタリアが誇る世界的名優だそうです。カンヌ国際映画祭では最高賞のパルムドールに輝き、アカデミー賞でも外国語映画賞(現・国際長編映画賞)を受賞した、まさに名作中の名作だそうです。私の親世代の方なら、知らない人はいないとも言われています。私もオープニングの音楽を「これは聞いたある!」と思いました。なぜでしょうか?

時は、第二次世界大戦下にさかのぼります。結婚間もない夫婦。なんとか兵役を逃れようと苦心するが叶わず、夫は地獄のソ連戦線に送られてしまいます。戦争終結後も、妻は夫の戦友をたどってその消息を尋ね続け、とうとうウクライナの町にまでたどり着きます。広大なひまわり畑を抜けたところにある町で、とうとう夫と再会しますが・・・。
映画の題名ともなっているひまわり畑、この花の下には無数の兵士が眠っているとも知らされるのでした。

思い出深いプラザで、しかもこのタイミング覩た映画は、生涯決して忘れることはないでしょう。どの時代の人間も抱えてる煩悩と、それ故に引き起こされてしまう戦争の悲惨さ、時代に翻弄される一人ひとりの人生。だからこそ、平和であることの有り難さを再認識させられたひとときでした。

とは言っても、私がいきなり「ロシアとウクライナの戦争」を終結させることは出来ません。せめて、身近なところで「お互いを敬い合う関係づくり」を拡げていきます。

■新たな仏縁の創造を願ってご紹介
お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト hasunoha(ハスノハ)https://hasunoha.jp/
絵本のお坊さんブログ http://genkouji.com/blog/
絵本のお坊さん-福間玄猷YouTubeサイト
https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA?view_as=subscriber
「子供はウクライナのニュースをどう受け止める? 大切なのは親子の会話」

『新々みちしるべ 菩薩シリーズ』慈悲-観世音菩薩
仏教書朗読「避け難いことを 避け難いと知る」 https://www.youtube.com/watch?v=gQydEA5ljaU
仏典紙芝居第2弾『二河白道』 https://www.youtube.com/watch?v=OtpH40kpuE8
浄土真宗本願寺派ホームページhttp://www.hongwanji.or.jp/
築地本願寺(浄土真宗本願寺派)ホームページ https://tsukijihongwanji.jp/
源光寺ホームページ http://www.genkouji.com/
樹林葬型公園墓地「びおらの丘」 http://www.genkouji.com/viola.html

■絵本大好き住職が出来ること。
1.仏さまのお話(=ご法話の会) ご依頼の場所へ出向き、人生の確かなよりどころ
として仏さまのお話しをします。
2.絵本の読み語り ご希望の場所に出向き、年齢にあわせた読み語りをします。
3.悩み事相談 人生・子育て・孫育て・人間関係・仏事などのご相談をお受けします。
4.お寺での楽しい行事をご紹介します。-門信徒会・仏教婦人会・お寺の子ども会
などで、新たな出会いと学びが広がります。
5.お坊さんとのコラボをお受けできます。お坊さんとの化学反応を楽しみませんか。
6.お寺という宗教空間をお貸しできます。深い気づきや発見があるでしょう。
7.お寺でのボランティアをご紹介します。
8.お墓の相続に関するご相談もお受けします。(樹木葬型公園墓地びおらの丘)
9.仏教入門講座をおすすめします。仏教の教えや作法のイロハから、
わかりやすくお話しします。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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