「聞いても聞いても陥る病気」ってなあに?
それは、「あたりまえ病」です。
「有り難うの反対はなんだと思いますか?それは、あたりまえということですよ。本当はあたりまえのことは一つもなくて、世の中のことすべてが有り難いことなんですよ。その有り難さを忘れてしまうと、一つひとつがあたりまえに見えてしまいますね。だから、自分を支えている様々なつながりが見えなくなってしまい、一人ぼっちだと感じたり、まわりの人たちに強い警戒心を抱いたりしてしまうようになるのですよ」
などと、時折ご法話を聞いていても、日常の忙しさのただ中にいるとつい忘れてしまいます。いわゆる「馴れてしまう」のですね。
だからこそ、昔の方は「「慣れても馴れるな」とも教えてくださっていました。
(せめて)毎朝、目が覚めた時には、「今日も朝が来たんだな。今日もいのちをいただけたんだな。今日も身体が動くんだな」と、一つひとつの有り難さをしっかり感じて、1日をスタートさせたいですね。