あきらめていた松がよみがえった!!

2022年6月26日

境内の紫陽花が、美しく咲いています。それぞれを眺めていたら、すごい発見をしました。
もう枯れてしまったと思っていた松に、なんと新芽が生えていたのです。

この松は2011年の源光寺第14代住職継職記念に、ご門徒さんと一緒に植えたものだったのです。
根元には、「松寿千年翠」という立て札をたてました。松が長年この境内に生きつくように、「源光寺が末永く継承され、仏さまの教えが代々相続される」ことに願いを込めたものでした。

ところが、昨年末くらいから枯れた様子(=最後の写真)が目につくようになり、「千年どころか10年で枯れてしまうなんて、源光寺の先行きを暗示しているようでなんともつらいことだ!」と、一人で落ち込んでいたのです。

だから、思いがけず新芽を確認した時、とてもうれしかったのです。
些細なことで一喜一憂する私の心はなんとも頼りになりませんが、松の生命力には本当に勇気づけられました。また、2500年以上も時代や、国を超えて、仏教がこの私の手元にまで伝えられてきたことの不思議さにも、改めて感動しています。

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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