今までの経験が、どなたかのお役に立てたらうれしいな!

2022年8月24日

三次市内のコミュニティーセンターにお招きいただき、スマイル学級の一コマを担当しました。

この地域では、自主的なまちづくりの気運がとても高く、2014(平成26)年に住民らが出資した「株式会社川西郷の駅」が設立されました。さらに、2017(平成29)年日、地域が待ちに待った「川西郷の駅」(ファミリーマート川西郷の駅店併設)がオープンしました。まちづくりビジョンには、キャッチフレーズ「まめな川西いつわの里」、基本目標「いつわ(五輪・和)で創る田舎暮らしが楽しい里」となっています。

こちらの講座は、もう10年近く毎年ご縁を頂いており、まるで七夕のように、皆さまにお目にかかるのが楽しみなのです。今回は、今年2月に中国新聞「洗心」で取り上げていただいた、グリーフケアを中心にお話ししました。

これまで、僧侶として、ご門徒さんや地域の皆さんの生・老・病・死に学ばせていただき、ご遺族の皆さんとの関わりを模索してきました。さらに、グリーフケアの学びが加わることで、新たな気づきをいただいています。これらの経験が、一人でも多くの皆さまのお役に立てたらうれしいなと思いながら、お話をさせていただきました。

その内容は、市内の中学校を初め県内各種学校でも学生さん対象にすでにお話をさせていただいているものです。年代にかかわらず、大切な方との別れや大切なものを失うこと(=喪失体験)をくり返しながら、日々を生きている私たち。だからこそ、グリーフケアが共通の話題として取り上げられることは、とても素晴らしいことだと思っています。そして、喪失体験の悲しみや苦しみからも意味を見いだし、互いが支え合って生きていける関係性づくりに寄与できたら、私はとてもうれしいです。

■ご紹介:川西郷の駅 いつわの里
https://kawanishi-satonoeki.com/

投稿者について

福間 玄猷

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。グリーフケアアドバイザー1級/発達障害コミュニケーション初級指導者/つどい・さんあい 運営委員

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